胸元ガバッ

　胸を強調した服を着ている女性が目の前にいたら見てはいけないとは思いつつも、やはり男ですからどうしたって気にはなります。ハゲ薬のせいで打率二割、中折れ案件を含めると一割強の私とて気になって仕方ありませから、もしかすると無意識の内に視線が胸元に向いているかも知れませんし、気の置けない相手であればそんな気は薄毛だけに毛頭ないとハッキリと伝えた上で「チラ見ときどきガン見していいかな」と聞くかも知れません。いや、私は過去に聞いたことがあるのでしょう。でなきゃ、下の写真は撮れませんから。

※ちゃんと了承を得ていますのでご安心を。

　本当に申し訳ないと前置きした上で、釈明させて頂くとこれはもう本能ではないかと思うのです。乱暴に揉みしだきたいとか、思い切り顔をうずめたいとか、パピコやシンナーのようにチューチュー吸いたいとか、もっと言えば一発ヤリたいとか、そういった殿方の欲望とは関係なく、そこに胸があるから見てしまう。たとえるなら登山家のそこに山があるから登るみたいな感覚でしょうか。いや、ちょっと違うような気がしないでもありませんが、とにかく、理性が本能に負けてしまうケースは多々あるというか、条件反射、パブロフの犬みたいなものだと考えて頂いて差し支えないでしょう。実際、顔はブス、もとい個性的というかユニークでスターウォーズの酒場に居てもなんら不思議はないのにボインであるが故についつい胸を見てしまうというのは、そのなによりの証左のように思います。

※露出狂なのでガン見していいです。

　胸元を強調した服を身に纏った時点で見られることはある程度覚悟しているはず、ワンチャン見てほしいまであるんじゃないかとのご意見もありましょう。正直、私は女性じゃないのでそのあたりは分かりかねますが、全員が全員、そうしたいわゆる変態エアラインだと考えるのはやや早計であり包茎であり、法政と慶應の試合はやはりホウケイ戦がしっくりきます。開放的な気分になりたいから、暑いから、汗疹ができそうだから着ているという方もいるかも知れませんし、中には異性でなく同性に対してマウントを取りたいから着ているという方もいるかも知れません。

※交通費かけて会いに来てくれるのだからじっくり見てくださいと本人が。

　どういった意図で女性があの手の服を着ているのか分からぬ以上、男性は雨上がりの虹を見る感覚で見てはいけないし、うっとりしてもいけない。仮にもし見てしまった場合は土下座して謝る、或いはその場で慰謝料を手渡しする、それくらいの覚悟を持って見る必要があると思うのですが、無論、エロい服を着ているからといって乳を触るなど以ての外。過去の言動や歴史的背景がどうあれ、女性の乳を触る＝痴漢行為であり犯罪であることは昨今の報道をご覧になれば分かること。もはや説明するまでもありません。

※まろ。女史もじっくり見てくださいとのこと。

　私がいま最も懸念しているのは今回の一件を受けてエロい服を着る女性が少なくなってしまうのではないかという点。胸元のガバっと開いたエロい服は言うなれば夏の風物詩。見る、見ないは一旦置いといて、それが減ってしまうというのはあまりに悲しいし、杏里に言わせれば悲しみが止まらないです。やはり男たるもの、夏は女性の大胆な胸元に期待したい。そう言いたいところですが、今回はテーマがテーマだけに期待に胸を膨らませたいとしたほうがしっくりくるのかなと。

※いやん、見ないで❤