出しますか出しませんか
記事一覧へ公開日: 2023/08/31
他所は他所、ウチはウチと言いますから赤の他人様の家のことをとやかく言うつもりは毛頭ありません。別段、感情を銀座線に忘れてきたわけではないので、そりゃたまには他人の言動を見てクソだなとか、頭悪いなとか思うことはありますが、公の場で全世界に向け、それを発信するような真似は致しません。何故なら基本、他人の考えは否定も肯定もしないスタンスだから。今回はいつもとは趣が少々異なり、デリケートゾーンよりもデリケートな話を致します故、デリケアエムズ片手に読み進めて頂けると幸いです。まだ暑いので読んでいる途中で股間が痒くなるかも知れませんし。
子どもの顔写真をSNSにアップすることについては様々な意見がありましょう。とは言え、それは各々の家庭で決めること。赤の他人がどうこう言う筋合いの話ではないと私は考えます。無論、他人の子どもの顔写真を見てしまったことで自らが何らかの不利益を被るのであれば、予算委員会における野党のように大声で抗議するなり、前科が付くことを承知の上でぶん殴るなりすればいいと思うのですが、恐らくそういう方はいないと思います。だって他所の子ですから。余談ですが私はインスタグラムに上がってくる会ったこともない子どもとペットの写真にはまったく興味ありません。
だから分からないのです。まったく関係のない他人の家のことに対し、あれほどの熱量をもって誹謗中傷する方々の気持ちが。その有り余る情熱をなにか他のものに向ければ日本は、足立区はもう少し住みやすくなるのにといつも思うのですが、きっとそれができないからああいう場でストレスを発散しているのでしょう。ただ、これはあくまでも私個人の意見と前置きした上で言わせてもらうとSNSは支持者1割、残り9割は監視の目。仮にもし私が誹謗中傷される立場になったとしたら、責任の一端は自らにもあるのではないかと深く反省するでしょう。そう、ひとしきり反省した後、速やかにアディーレ法律事務所に電話します。
私もこの二十年、いや、現在進行形で家族をネタにした文章を綴り、それを生活の糧としているので、そのあたりには細心の注意を払っています。少年の顔が写らぬ角度で撮影したり、顔を載せる場合は必ずモザイクを掛けたりしているのは、私が原因で少年が誹謗中傷されるようなことがあってはならないから…というよりは、暴行とか誘拐とか強姦とか、なにかしらの犯罪に巻き込まれる可能性があってはならないと考えているからというか、そこまで考えることが親の責務ではないかと他人はともかく私は思うからです。
※もう負けないと言っていましたが、誰に対して言っているのかは分かりません。
意思表示のできぬ年齢であればなおのこと。一時の感情ではなく、先々まで考えた上で顔出し写真を公の場に上げるかどうか、熟考に熟考を重ねる必要があると私は思うのですが、承認欲求が出てきたであろう年頃になった少年に「そろそろ顔出しするか」と聞いたところ、かなり食い気味に「デメリットしかないからヤメて。殺されたらどうすんのよ」と言われました。少年も顔出しについては中出し以上に危険であること、充分わかっているように思えました。ただ、冒頭でも申し上げたように他所は他所、ウチはウチ。これはあくまでも私の考えであって、特定の誰かを非難するものではありません。様々な考え方があっていいと思っていますので念のため。
ライター・タレントランキング