気狂いな人々

　十九日よろしくお願いします。突然、かようなラインを送ってくる気狂いがいます。こちらはなんのことやらサッパリですし、そもそも何月の十九日なのか、最も肝心な部分が抜けています。この気狂い、かなり真剣に長茎手術を考えてみたり、出会い系サイトでマッチングした女性の写真（特定できぬようボカシは入れています）をインスタに上げてフザケンナ、ブスと怒ってみたり、AIアイドルにご執心だったり、そりゃ五回も離婚するわなという感じのアタオカなのですが、自分が割と真っ当な人間だからか、最近、この手の気狂いと飲むのが楽しくて仕方ありません。

※おごもりさん、名前は伏せたので安心してください。

　クソがっ。突然、かようなラインを送ってくる気狂いもいます。こちらは主語が抜けていますので私に向けられたクソがっなのか、それ以外の誰か、たとえば自民党の裏金議員や所属する媒体の偉い人に向けられたクソがっなのか。ワンチャン、私の元にちょいちょい写真を送りつけてくるパネマジ演者に対するクソがっの可能性なきにしもあらずですが、如何せん、こういう人ですから基本的にはいつも情緒不安定。とりわけ、酒が入ると気狂いの度合いは一気に増し、突然奇声を発したり、SNSに炎上の火種を投下したり、というか実際そこそこの頻度で炎上しています。私の知る限り、業界イチの気狂い。眺めているだけで酒が進むことはもはや言うまでもありません。

※これでは人物特定できないと思いますので。

　以前にも申しましたように私は性格がいいとか悪いとか、ルックスがいいとか悪いとか、金を持っているか持っていないかとか、そのあたりはどうでもいいのです。プライベートで積極的に飲みたいと思う人間の基準は気狂いかどうか。その一点であることを踏まえた上で先々週のコラムを思い出してほしいのです。

　正直、マンコと書くことはなかなかの根性と勇気を必要とします。これまでのライター人生でマンコと書いたことは一度もなかったので、これはアップされる前に直されるだろうと思っていたのですが、実際に蓋を開けてみたらマンコはそのまま。私が気を遣ってあえて古事記と書いた箇所が何故だか乞食と直されているのを見てピンときました。当該コラムの担当者、小祝氏は紛う方なき気狂い。超美味い酒が飲めそうだなと。