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塾長

失礼な人

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公開日: 2024/06/21

 

 はじめて言葉を交わした日のその瞳を忘れないでと、松任谷由実みたいなことを突然言われましても私の過去の記憶はすべて緑一色だった頃の常磐線の網棚に忘れてきましたし、まだバカっぽい芸能人が小銭欲しさにコンタクトをプロデュースする前の話であれば瞳の色は黒か茶、瞳はダイアモンドなどというのは松本隆の世界の話であります。

 

 

 

 

 ただ、瞳は覚えていなくても交わした言葉は覚えている。そういう方は一定数いらっしゃるようで、私の場合、最初にコンニチハでなくクンニチハと挨拶させて頂いた方には「よく覚えているよ」と言われることが多いです。確かにホールに仕事で行ったとき、皆様にいつも観ていますとか、いつも読んでいますとか言われたら翌日には忘れてしまうかも知れません。ですが、さっき便所でシコってきましたと言われたら絶対に忘れないというか、一生トラウマになると思います。そう考えると一発目に交わす言葉はインパクトがあるに越したことはないのですが、無論、藤原紀香みたいな女性はこの限りにあらず。忘れることは絶対にありませんし、ワンチャン、そのまま便所に行ってシコってくる可能性もあります。

 

 

 

 

 もう何度も擦り倒したネタなので知っているという方も多いでしょう。大の人見知りで知られる中武先輩には私のほうから声を掛けました。もう二十五年くらい前でしょうか。私がライターになる前、町屋のひまわりというホールで『サムライスピリッツ』のデータ採取実戦をやっているという情報をういちから聞きまして、フラリ覗きに行ったら顔面蒼白、歌舞伎町朝五時みたいな顔をした中武先輩が半分寝ながら打っておりまして、頭上のデータカウンターをチラリ見遣ったら千超えハマリ。当時はガイドでヒキ弱の目押し職人と呼ばれていたので「タケちゃんってホントにヒキ弱いんだね」と軽々しく声を掛けたのが、その後、二十四年続くふたりの夏物語のはじまりなのですが、先輩が元札付きのワルであること、その札付きのワルであった頃のニックネームあぶの語源が危ない、炙りであることを知っていたらきっとこう声は掛けなかったはず。「お疲れ様です、私、ゴシマと申します。以後、お見知りおきを」だったと思います。

 

「あの時はホント失礼な人だと思ったよ!」

 

 中武先輩のおっしゃる通り、もはやグウの音も出ないといった感じですが、ちょうどその頃、青山のクラブでカウンター席にポツンとひとりで座っていた初対面の女性に中武先輩が「お嬢さん、ドリンクいかがですか」といきなり声を掛けたこと、そしてその初対面の女性が私のパートナー、要は毒嫁だったことを考えると、失礼という意味ではどっちもどっちかなと。

 

 

※きっとこんなスケベな目をしていたのでしょう。そうそう、中武先輩がインスタグラムをはじめました。タケスタグラムで検索してください。

 

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