今日は多分木曜日
記事一覧へ公開日: 2024/08/05
毎朝六時にお目目を覚まして満員電車にゆらゆら揺られる暴威のゲリラみたいな生活をしている方々を私は心の底からリスペクトしています。何故なら、そうした生活に僅か十年でがまんできなくなり、後先考えず会社を辞め、世の中のためになっているのかなっていないのかよく分からない、いや、厳密には多分なくても誰も困らない仕事に就き、毎日、バカみたいに朝から夕方までパチスロを打っている今の私にサラリーマンは到底務まらないからです。
※この仕事を始めてからも一年だか二年だかサラリーマンをやっていたこと、すっかり失念しておりました。
金曜夜に酒のつまみになる話が放送されることは分かっても、これから酒を飲みに行くワクワク感は分かりませんし、日曜夜もブラックペアン2があることは分かっても月曜を迎えるどんよりとした気持ちは分かりかねます。私たちみたいな仕事は明日、現場仕事があるかないか。それだけなので曜日感覚も日付感覚もないに等しい。このあたりに関してはライターや演者の来店に突撃し、きっと一年後は鍋敷以外に使い道のないしょうもないサイン色紙をもらったことのある方ならお分かりでしょう。ほとんどのバカライターおよびバカ演者はその日一枚目となるサインを書くとき、必ずこう言うはずです。
「あれ、今日は何日だっけ」
「あれ、今日は何曜日だっけ」
ただ、これはマシなほう。先日、ぼんやり系ライターと知り合いがやっている博多の立ち飲み屋に行った際、壁にサインを書いて欲しいと言われたので書かせて頂いたのですが、そのぼんやり系ライターときたら、私に日付を確認した後、本来27日と書かねばならぬところを24日と書いておりましたのでありと色々な感覚がバグっている可能性もあるというか、もしかすると「おじいちゃん、さっきごはん食べたでしょ」の可能性も否定できません。
※おじいちゃんの名誉のため、敢えて名前は伏せさせて頂きます。字が象形文字かと思うくらいキッタネエことも黙っておきます。
ともあれ、私たちはちょっと普通でない生活サイクルで動いていますので、今後、もしライターがスケジュールの確認をするときやサインをするときなどに日付、曜日が分からなかったとしてもどうか皆様には寛容に接して欲しいという、このコラムを感覚的には木曜日の夜に書いている私からのお願いです。
「あれ、今日は何曜日だっけ」
※「不適切にもほどがある!」でも言っていましたが、皆様、人に寛容になりましょう。
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