豪気に非ず

　私の動画やコラム、SNSの投稿、グラビアなどを見た方に言わせると、どうやら私は豪気なイメージらしく、川に落ちた子犬を自ら進んで救出しに行ったり、銀座の高級クラブでホステス相手に野球拳をやったり、大負けしたホールに砂利を積んだトラックで突撃したり、サワリ―マンチン太郎を地で行くタイプの人間だと思われているようです。確かに以前、収録を放棄してこっそり家に帰ったことがあるので、そういう意味では豪気と言えるかも知れませんが、あれは私が悪いのではありません。五万も吸い込んでおきながら赤オーラで二連しかしなかった浦安の『北斗転生』が悪いのです。

※確か、この番組の収録でした。

　実際の私は豪気とは真逆、ぱちタウンのパーが飼っている頭の悪そうなチワワくらい臆病な性格で、中武先輩と話すときはいつもブン殴られやしないだろうか、盗難車に乗ってやってきた悪い仲間たちにさらわれやしないだろうか、蕨の山中に埋められやしないだろうか、そんなことばかり考えているのです。実際、つい先日もノリ打ち動画の収録で「俺がプライベートでコンプリートしたら怒りますか」と聞いたら、かなり食い気味に「コンプリートしたらコンクリートよ」と返ってきましたし。

※先輩と蕨の仲間たち

　すみません、話が千賀のお化けフォークくらい大きく逸れました。今回、私が声を大にして言いたいのはそういうことでなく、実際の私は臆病であると同時にとてもせこくて小さい人間だということが言いたいのです。タダで飲める水は基本買いませんし、シャンプーやボディソープが底を突いたと思ったら水で薄めてラストワンプッシュしますし、リサイクルゴミをためておいた有料のゴミ袋は何度も使い回しますから皆様がイメージしている豪気とは程遠い人間だと言いたいのですが、サクレのフタは頭の悪そうなチワワくらいベロベロ舐めるのに、レモンには一切口を付けずに捨てるので、そこの部分に関してだけは豪気と言えるかも知れません。

※少しは先輩を見習わないと。