眠り京太郎
記事一覧へ公開日: 2025/01/24
夜遅くまでシコっているのか、ウォーキングという名の徘徊で疲れているのか、それともただ単に歳なのか。そのあたりは分かりかねますが、食べるスピードが赤ちゃんくらい遅いことで知られる中武先輩はやはり赤ちゃんくらいよく寝ます。収録中もよく寝るので小役は頻繁に取りこぼしますし、『ファミスタ』のARTもよく落とします。その昔、来店中に打ちながら居眠りではなく熟睡して出禁を言い渡されたホールがあることも忘れ、午後になるとゆらゆらと舟を漕ぎ出します。
※これは寝ています。
とは言え、『北斗』や『サラリーマン金太郎』の顎が外れるくらい退屈な通常時を消化しているとウトウトしてしまうことは誰にでもありますし、なにも当たらない、液晶動かない、投資止まらない、ないないづくしでやり切れないみたいな流れになると立ち回ることを放棄したオジはもう帰るか、寝るかの二択しかありませんから、先輩が意図せず後者を選択しているというのも分からなくはありません。だから寝ることが悪いともヤメろとも私は言わないのですが、問題がひとつ。それは本人、頑として寝たことを認めない点です。
※これも寝ています。
目を閉じていただけだとバービーボーイズみたいなことを言ってみたり、瞑想していただけだとどっかの教団の指導者みたいなことを言ってみたり、苦しくなるとあれは寝たのではなく、寝たフリだとキンチョールみたいなことを言ってみたり、とにかく言い訳ばかりするので「それは詭弁です」と私が言うといつも決まって「智辯和歌山?」と赤ちゃんでも言わないようなダジャレで返してくるのですが、実のところ、この収録で毎回やるしょうもないショートコントのようなやりとりに助けられている部分も少なからずあったりはするのです。
※これは寝起きです。
先輩も出ない、私も出ない、穀潰しの赤坂も当然出ない、全員見せ場すらない、いわゆる撮れ高不足のときは、先輩の寝たフリで尺を稼げるとディレクターは思っているはずなので、このひとネタがあるとないとでは全然違う。詰まるところ、中武先輩は寝たフリもネタ振りも上手いということで今週はお開きとさせて頂きます。ご清聴ありがとうございました。
※不思議なことに電車と飛行機は絶対に寝ない。いまどこを走っているのか、飛んでいるのかを知りたいそうです。これはつまりパチスロ<乗り物ということかと。
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