公開日: 2026/07/17
誕生日もクリスマスも正月も独立記念日も楽しいのは三十歳まで。ハロウィンを祝う文化がない昭和四十年代に生まれたので、欽ちゃんの仮装大賞みたいな恰好して渋谷に集ってなにが楽しいのかサッパリ理解できないのですが、二十三歳の少年に言わせるとあの得も言われぬ高揚感は一度味わったら止められないし、戻れないのだそうです。なるほど、そういう意味ではハロウィンもヘロインも一緒だなと。

※この手の仮装はあまり見ません。いや、仮装でなく正装の可能性も。
すみません、話がまるで違う方向にすっ飛んで行きましたが、私が言いたいのは歳を重ねて老人になると、すべての記念日が単なる平日に成り下がるということ。別に誰とどこに出掛けようとも思いませんし、お祝いの言葉を掛けて頂いても響きませんし、プレゼントも必要ありませんし、ついでに言うとラインの「今日は誰それが誕生日」のお知らせも迷惑千万、フルスロの今日の天気の広告くらい迷惑だと思っています。だって、知ってしまったら贈る言葉を歌ったくらいじゃ済まないじゃないですか。スタバのチケット贈らなきゃいけないじゃないですか。

※終戦直後に撮影。GHQの方々に祝ってもらいました。
そう考えると特別な日は自分だけでなく他人も同様に単なる平日、平常運行に過ぎないのですが、たったひとつ密かに楽しみにしているスペシャルデーがあります。それはなにかと言うと父の日。なにやら聞くところによれば少年は母の日に毎年なにかしら母親にプレゼントを贈っているらしく、昨年は懸垂台で一昨年はパワーベルト、実にバカマッチョらしいチョイスと言えるわけですが、もしかすると少年はワンチャン、自らの母親をスターダムでプロレスデビューさせようと画策しているのかも知れません。

※棚橋社長に「ウチに来ないか」と言われたそうです。
先月21日の父の日、私は沖ヒカル大先生と大阪で収録の仕事をしていたのですが、もしかして…があるかも知れないと仕事が終わると同時に新大阪駅に向かい、最速の新幹線で帰京しました。東京駅構内を呪いの杖をついて歩き回り、タクシー乗り場から背え高タクシーに乗り込み、家に着いたら十八時。リビングに向かいテーブルにふと視線を遣ると、なにやら見慣れぬものが置いてありました。それがこれ。

感謝の気持ちは伝わりましたし、身体を労わって欲しいとの気持ちもしっかり伝わりましたが、正直、クソバカにしているとしか思えませんし、さらに言うならこれは少年からでなく鬼婆からのプレゼントでした滅。

※念のため言っておきます。使っていません。使っていいはずですが、使ってはいませんのでXの低俗民はネチネチ言わないでください。
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