公開日: 2026/09/18
以前、猫を飼っていました。名前はタマちゃん、青森県三沢市では割と名の知れたワルで小学校五年生からハイライトを吸っていたというのはすみません、違うタマちゃんであり、ハイライトは真っ赤な嘘です、本当はキャビンですが、タマちゃんは奥様の元彼が船橋の材木置き場で拾ってきた野良猫で私と付き合うようになってからも家猫として二十年ほど生きました。犬と違って飼い主にまるで媚びない、猫だけど一匹狼的な生き様が友達はいない、いらない、作らないをモットーとする私に少し似ていてとても親近感を覚えたというか、きっと私が二丁目界隈の人だったらタチでなくネコなのだなと思ったものです。って、ちょっと自分でもなにを言っているのか良く分からなくなってきましたが、詰まるところ、やっぱり猫が好きという小林聡美みたいなことが言いたいのです。
※まったく同じネス猫がいたら飼いたいですが、猫であれ、犬であれ、私は決してごはんとは言いません。エサです。
ションベンは臭いし、毛も中武先輩くらい抜けるけど、どっかのドスケベオヤジみたいに顔をベロベロ舐めないし、気が向いたときだけ寄ってくるから猫はいい。ふた駅先に住んでいる都合のいい女みたいで実にいいという話をいつだったか、従兄弟にしたことがあります。それを覚えていたのか、先日、海外旅行に出掛けるから二週間ほど猫を預かってほしいと頼まれまして、さてどうしたものかと薄い頭を悩ませている次第です。
※この日のリーゼントは決まっていました。そう、まるでリーゼント刑事のように…
きっと預かったら楽しいのだろうとは思います。愛着が湧いてきて船橋の材木置き場に野良猫を探しに行くかも知れません。ただ、ご存知の通り、私は病的な潔癖症。一度舐めた左の乳には唾臭くて戻れないし、クンニは生のハラミを舐める行為に等しいからできないし、この世で最も嫌いな言葉はガル憎先輩の常套句「ひと口ちょうだい」ですし、最近はちょっとした汚れを見つけると年末級の大掃除が始まりますので年々潔癖の程度は酷くなっていると言えます。だから気狂いオゴモリは気安く私の家に来ないでください。家に上がるときはコンビニのビニール袋を必ず両足に装着してください。

※気狂い同志、気が合うみたいです。
猫を預かれば日に三度の掃除機とクイックルワイパーは必須、フローラルの芳醇な香りに包まれた部屋はションベンの香で満たされるし、壁紙だってアツシの先発八本柱だってガリガリやられるかも知れません。災いをもたらす可能性が否定できないのではなく、確実に災いをもたらすので結局断ったのですが、よくよく考えてみれば猫を預かることで生じる不利益を、わざわいは猫であると言いますからこの話は断って正解だったのかなと。
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