似合う、似合わない
記事一覧へ公開日: 2016/09/21
パチンコが似合わないと言われます。回転寿司が似合わないと言われます。先日はお気に入りのモンクレールのウィンドブレーカーを、たまたま電車で隣に座ったクソババアに派手な雨合羽だと言われ、それを息子に涙ながらに話したら「あれ、似合わないよ」とハッキリ言われました。
洋服はまだ分かるのです。普段、着慣れていないものを着たりすれば、大概は似合わないと言われますから。ただ、パチンコが似合わないとか、回転寿司が似合わないとか、まるで意味が分かりません。そもそも似合う、似合わないでパチンコは打ちませんし、回転寿司も花びら大回転寿司も食べません。要するに、その人がイメージする俺像、なんかガル憎みたいですごくイヤですけど、とにかく俺のイメージにそぐわないから似合わないと言うのでしょう。
そんなもん勝手に決めてくれるなと思います。ふざけんじゃないよ、このバカとも思います。そもそも思慮が浅いというか、浅い、深いで言ったら不快であり、浅いという意味ではアサイーボウルよりも浅いと言わざるを得ません。正直、これまで似合わないと言われ、合点が行ったのは軽自動車くらいです。それは身体の大きい俺が小さい軽自動車を窮屈そうに運転している姿が、人様には滑稽に映るであろうことが分かっていたからそう思ったのです。
結局、なにが言いたいのかと言うと似合う、似合わないは、その人が考えるイメージとの距離が基準になるため、イメージと遠ければ似合わない、近ければ似合うとなるわけです。
それ故、言われたほうと言うほうとで「そうだね」となることは稀。とりわけ、似合わないに付いては心の中でだけ言って、口に出して言わないほうがいいと思うのですが、これに関してだけは私も思います。ホント似合わないなと。はい、おしまい。
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