逃げ場

　ハナビよりも若干、本当に若干相性がいいからというド素人みたいな理由でバーサスをよく打っています。主にバジやブラッド、ギアスあたりでコテンパンにやられたあとに打つことが多いのですが、収支的にはそこそこやれているというか、勝っても負けても1万円程度。遊技時間の長短を問わず、11連敗を喫したハナビと違い、逃げ場としては充分機能しているように思います。

　前日に5万負け、前々日に3万負け、もはやバジの設定6争奪戦に参加する気にもなれず、デッドオアアライブに再度チャレンジする気にもなれず、かといってジャグで1枚掛けをする気にもなれず、さてどうしたものかと熟考に熟考を重ねた結果、座った先はバーサス。まだ攻めてもいないのに逃げるという栗原類よりも後ろ向きな立ち回りでプラマイゼロを目指すことにしました。

　バケ、バケ、ビッグときてまたバケ。追加投資こそしていないものの、いまひとつピリッとしません。もうヤメよう、最後の逃げ場トイレットでツムツムでもやろう、そう思ったのは事実ですが、実戦終了まであと4時間以上もあるとなると、さすがにそうも行きません。さらに言うならバケが出る台はいい台の可能性大。この点については先日大きなカマを掘られて学習したばかりですから、ここはやはり続行したほうがいいように思います。

　ところが、実戦も折り返し地点に差し掛かった頃になって台が急変。メイン基盤が温まってきたのか、それともなにかいいこと、嬉しいことでもあったのか、そのあたりは知る由もありませんが、引けばビッグ、引けばビッグと、これまでのグズグスした展開がまるで嘘のよう。これが女子なら即座に振込先を聞いているところです。

終盤には設定2以上が確定する斜めＶ揃いも出現して最終的には3千枚超のコインを獲得と、地球の裏側あたりからも舌打ちが聴こえてきそうな、皆様方にとってはメシマズ乙な実戦結果となったわけですが、主に逃げ場として機能していたバーサスでまさかまさかの大勝利。言葉の意味はさておき、逃げるが勝ちという言葉を思い出しました。はい、おしまい。