転ばぬ先の杖
記事一覧へ公開日: 2016/11/09
収録や来店取材は休憩1時間込の6時間拘束が基本です。拘束時間は人によって区々というか、中には延長する人や待ち合わせの空港を間違えて遅れるバカもいるので一概にどうとは言えませんが、俺の場合、打っている時間は実質5時間。残業はすべてサービス残業となるのでよほどのことがない限りやりませんが、ARTが終わらず夜明けまで、いや年明けまで残業とか四年に一度くらいはしてもいいかなと思います。
ここ最近は北斗修羅を朝イチから攻めて、村一番のゴミ台だと分かったらボーナスタイプもしくはトイレに逃げるという立ち回り。長年負け続けているだけあって危険察知能力には長けていますから、大きくコケることはありません。誰とは言いませんがよくスニーカーを作ったり、ハンバーグを作ったりしている、パチスロがド下手な中卒ライターにも「五島さんは大コケしない」と言われます。
そもそも、クセも傾向も分からぬ店にポンと放り込まれて勝てるわけがないのです。店によっては事前にブログやラインでヒントを出したりするそうですが、初見の俺はその存在すら知らないわけですから、情報戦という意味では既にコケています。であるなら、負けを如何にしておさえるか。これが収録や来店における肝だと老舗の負け屋は思うわけです。
この日は朝イチの客付きや常連の打つ機種、チンコのポジションなどから北斗修羅は文字通り修羅になる可能性が高いと予想。5時半起きの大コケという大惨事を回避するべく、ボーナスタイプに逃げました。設定1でもそうは負けない、運が良ければ勝てると言われているバーサスに逃げました。そして2万使ってバケ1回と、いまひとつ調子の上がらぬ村一番のゴミバーサスからクランキーセレブレーションに逃げた結果、こうなりました。
ボーナスタイプを2台、計5時間打って5万2千円負けと、コケぬための賢い立ち回りをしたつもりが結果的には大コケ。転ばぬ先の杖など存在しないのだなと、翌日も派手にコケて思った次第です。はい、おしまい。
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