胸元にドキドキ、目押しにドキドキ
記事一覧へ公開日: 2019/05/09
中山美穂はワクワクさせてよと歌った後にドキドキさせてよと歌います。前者にはこれから起こるであろう素敵なサムシング、サトー無線に対する期待感、即ち楽しみしかないので気持ち的にはとても前向きです。ウキウキやブギウギ、田原俊彦のブギ浮きアイラブユーに近いものがあると言えます。
他方、ドキドキはかつてオリンピアからリリースされたストック機、ドキドキ冒険島のゲーム性からもお分かりのように、ボーナス放出されて欲しいけど、放出されないかもしれないという期待と不安、相反する二つの要素が同居しています。なので、気持ち的にはやや後ろ向きと言えるでしょう。
これは胸元のざっくり開いたシャツを着た森本レオ子以外の女性を前にしたときも同様、目のやり場に困ると言いつつも、そこは男ですから無意識のうちにパイオツに目が行ってしまわないとも限りません。それを相手に気付かれたらハレンチ学園な人間だと思われてしまう、今晩のオカズにすると思われてしまう、そう考えるから敢えて見ないようにするのです。これはもう不安しかありませんからドキドキに分類されます。無論、中にはこのまま君だけを連れ去りたい、そのたわわに実ったWカップにしゃぶりつきたいとワクワクする殿方もいらっしゃるかも知れませんが、安心してください、絶対にヤラせてもらえません。俺が保証します。なんなら便所に行って鏡で自分の顔を見てきてください。
ディスクアップのジュワンは人によりけり。中武のアニキや桧山の兄弟は目押しに絶対の自信を持っていますから恐らくドキドキでなくワクワクではないかと。実際、アニキと兄弟がビタ押しするときは緊張感の欠片もありません。スケのイソギンチャクを触っているときみたいにニヤニヤしながらリールをほぼ1周で停めているので心底楽しんでいるといった印象を受けます。
目押しに絶対の自信を持っていない俺はドキドキします。そこにカメラがあればなおのこと、正直かなり緊張します。収録中はミスったときの言い訳を常に考えていますから楽しいか、楽しくないかで言ったら心底楽しめてはいないわけです。かなり後ろ向きです。
事ほど左様にドキドキには必ずなにかしら理由があります。むしろ、理由なき反抗と理由なきドキドキはこの世にもあの世にも存在しないと思っていましたが、ありました。高校生の頃、ワクワクしかなかった渋谷の街を昨日歩いていたら、特にこれといった理由もないのに何故かドキドキが止まらず。ずっと下を向いていたんですが、あれ、なんなんですかね。
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