メリットしかないオンライン飲み会

　外に飲みに行けないこともあってか、自宅にいながら飲み会ができるオンライン飲み会がブームとなっているそうです。確かに、オンラインであれば感染するリスクも感染させるリスクもないし、正義の第三者に叩かれることもないし、なにより愛着のある便器で思い切りゲロ吐けるのでとても安心かつ合理的だと言えます。

※よく行く店のオンライン飲み会

　無論、メリットはこれだけにあらず。酔っ払うとどうしても気が大きくなって構成員にケンカを売ってしまったり、終電で知らない女性の尻を触ってしまったり、絶対に言わないでくれと念を押されたガル憎先輩のヤバイ秘密を拡声器で言ってしまったりといったようなことが稀にありますが、オンラインであればそうしたトラブルは回避できます。よしんば、秘密が漏れたとしてもそれは参加している人にしか知られることがないと考えるとメリットしかないような気がするというか、近未来の飲み会のスタンダードになる可能性すらあるように思います。

※よくご馳走している人たちのオンライン飲み会

　そして一番のメリットは、やはりなんといってもオンライン飲み会はとても安上がりだという点。酒は4リットルの大五郎、つまみはキッチンに置いてある塩、或いはセフレが噴いた潮にすれば千円以内で収まります。後輩や年下の同業者とリアル飲み会をやった場合、飲み代の支払いはもちろん、タクシー代やカプセルホテル代まで請求され、ひと晩で10万以上遣わされることもそう珍しくない私に言わせればオンライン飲み会はまさに天国。朝から晩まで毎日やってもいいくらいに思っています。

　これまで散々飲み、食いの面倒を見てきた後輩や年下の同業者からいつ声が掛かってもいいようにと、大五郎片手にずっと準備をしています。にもかかわらず、いっかな声が掛からないのは、やはり彼ら彼女らに取ってなんのメリットもないからと考えてよろしいでしょうか。