ヤブのリモート診察
記事一覧へ公開日: 2020/05/13
この毒にも薬にもならぬクソブログを長く読んでいるという、特別定額給付金を毎月振り込みたい皆様は既にご存知だと思いますが、私は左耳がほとんど聞こえません。それが10年前の年末に食らった猪木の闘魂注入によるものなのか、それとも今後両耳失聴でベートーベンにでもなる予定があるのか、そのあたりは分かりかねますが、とりあえず私を褒めるときは右側から、罵詈雑言を浴びせるときは左側からと覚えておいてください。
※左耳はまったく聴こえていません。雑誌用の写真です。
先日、熱が出ました。ツイッターにも書いたので私のアカウントをしっかりチェックしているという、住居確保給付金をこの先百年振り込みたい皆様は当然ご存知だと思いますが、正直なところ、時期が時期だけにかなり恐かったです。かてて加えて、同じタイミングで同い年の大崎一万発大先生が体調不良を訴え緊急入院。気持ちはNAI-NAI 16でも身体は歳相応ということで、茨城にハナハナを打ちに行こうかな、どうしようかな、やめようかなのふんわりした予定を変更して、3日ほど自宅に篭って様子を見ることにしました。ディスるときは左側からお願い致します。
幸い、熱が続いたのは2日だけ。3日目には平熱に戻り、少し食欲も出てきました。恐らくは寒暖差が大きくなったことによる風邪ではないかと素人なりに考えたのですが、(スロ)下手の考え休むにニタリ貝との言葉もあります。ここはやはり専門家会議のメンバーではないけれど、専門家に聞いたほうがいいだろうと、知り合いの医師に連絡しリモート診察とやらをやってもらいました。
医師「食欲はある?」
私「普通にある」
医師「なにが食べたい?」
私「牛角の厚切りハラミ」
医師「ああ、あれ美味いよね。俺はガリバタつまみにハイボールがいいかな」
こいつ本当に大丈夫か…。外科医に聞いたのが失敗だったと気付くのにそう時間は掛かりませんでしたが、平熱に戻ってなお気が抜けないのが今回のコロナの恐いところ。ちゃんと聞いてくれ、金はビタ一文払わないけどしっかり問診しろバカとかなり本気で言いました。
医師「臭いは分かる?」
足の小指と薬指の間はいつも通り臭いと分かったし、屁もいつも通り温泉卵が腐ったような臭いがしたので、その点は大丈夫と告げたところ、医学用語でしょうか。ちょっとよく分からないことを言われました。
医師「なるほど、牛角味覚障害はないと…」
人が真剣にお願いしているのに、こいつまだ牛角の話を引っ張るつもりかと。マジで頭おかしいんじゃないかと思ったのですが、よくよく考えてみたらおかしいのは医師でなく私の耳。牛角味覚障害は嗅覚味覚障害でしたという、しょうもないオチで今回はお開きとさせて頂きます。さようなら。
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