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公開日: 2020/09/03

 忘れもしません。最後にモンキーターンで勝ったのは六月上旬に行われたガイドの収録。東大宮のメガでグランドスラムを二回達成して三万くらい勝ちました。以降、一度も勝つことなく着々と負けを重ね、結果、帯半分以上の負債を抱えたことは先般お伝えした通り。三人家族なのに五人分の定額給付金を失ったことで下宿のババアからはプライベートでのパチ屋行きを禁じられましたが、もう個人的には悲しいとか、辛いとか、おしっこ漏れちゃうとか、そういうレベルの話ではありません。実機を買って森ビルの屋上に運ぶ段取りを考えているといえば、私の怒りが獣神サンダー・ライガーのそれを遥かに上回るものであることは容易に想像できましょう。

 

 日曜日に岩槻のメガで来店実戦がありモンキーを打ちました。連敗ストップは今の私にとって帝国航空の自力再建以上にハードルが高いことなので、とにかく単発回避、これを最低限の目標として実戦に臨んだところ、運よく初当りが2セット継続。いや、1戦目に自力でVを揃えての2セット継続なので運よくは間違いか。2セットで終わりやがってこのクソ野郎、これじゃいつも通りじゃないかが正解なのですが、トランキーロあっせんなよ、この後の展開がいつもの私とは少し違ったのです。

 

 

 

 

 次の当りはBの天井手前まで連れていかれて奇跡の五連。ここでヤメればチョイ負けで済む故、残りの時間は負けた人が座る椅子で昼寝でもして過ごそうかと一瞬考えたのですが、それをやると仕事のオファーは二度と来なくなりますし、なによりホールの偉い人に怒られます。大人の休日倶楽部の入会資格を満たしてなお人に怒られるもどうかということで続行したら、案の定、次の当りは天井手前の841G……。広い川の向こう岸で死んだはずの祖父が「こっち、こっち」と手招きしている姿がハッキリ見えました。

 

ところが、瀕死の状態で引いたこの当りがバンバン継続します。一戦目から左アイコンの赤が続いて、なおかつ洞口の親父が頻繁に出現しているとなると考えられるシナリオは11を置いて他にありません。肝となる七戦目の50%さえクリアすればグランドスラムが見えてくるという状況で波多野が負け、最終ゲームで弱チェを引く奇跡が起こり、およそ500年ぶりのグランドスラムが確定したのです。

 

 

 

 

 

 

さらにこの後、3セット継続を挟んで時間的にも最後だろうという当りでモノクロの波多野が登場。1戦目で超抜をモノにしてこの日二度目となるグランドスラムを達成し、悲願だった連敗記録を止めることに成功したという私のメシマズ話を聞いて、吐き気を催しトイレに駆け込んだ方も多いと思われますが、4万勝ってもまだ48万ほど負けていますのでゲロ吐くのはもうしばらくお待ちください。

 

 

 

 

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