潔癖の契機役
記事一覧へ公開日: 2022/01/13
銭湯もサウナも大浴場も苦手です。大のサウナ好きとして知られる以心伝心梅屋シンの反感を買いそうなので、この世からなくなればいいとは言いませんが、なくなったところで私はひとつも困りません。それは何故かと言うと、いや、これまでにも幾度となく言ってきたので既にご存知の方も多いとは思いますが、私は様々なものを赤の他人と共有することが苦手だからです。名誉のために言っておくと裸になる前にちんちんを軽く揉んで大きくするのが面倒だからではありません。
※プールも本当は苦手です。ガキがたくさんいるションベン区民プールには行きません。
ただ、そうは言っても小学校高学年までは普通に大浴場で顔を付けて平泳ぎしていましたし、サウナも前歯のないジジイが隣にいても2分くらいは入っていましたし、洗い場の椅子だって漂白剤で洗わずに使っていました。それがいつからか足拭きマットが水虫菌の巣窟だと考えるようになり、大浴場の湯船やサウナの座るところにケツをつけるとイボ痔が伝染ると考えるようになったのは何故か。なにかしらきっかけがあったからだと思うのです。きっかけがないのに潔癖症というのは女性ライターが自らの結婚や妊娠の事実を発覚したその日に発表し、離婚の事実を墓場まで持って行くことくらいあり得ない話です。
※もう我慢できないということなら抜いてもいいです。
先日、ビワコと飲んでいるときにそのきっかけを思い出しました。あれは確か小学生の頃、どこかの温泉の大浴場で身体を洗っていると隣にタマブクロがニワトリの顎の下みたいになっているジイサンがやってきて頭を洗い始めました。どういう経緯だったかは覚えていませんが、そのジジイのほうをチラリ見遣ったときにちょっとした違和感を覚えたのです。
※頭を洗うポーズはこんな感じ
想像してみてください。風呂場の椅子に腰かけて頭を洗うとなると普通はお辞儀する格好、即ち下を剥いて、もとい、下を向いて洗います。シャワーの水は頭からダイレクトに、或いは身体を伝い垂直に落ちて行くはずなのに、それとは明らかに異なる太い水流が斜め下に向かって綺麗な放物線を描いていた、感覚的には縦に割れるカーブです。これは間違いなくションベンだと確信したことが現在の潔癖症に至る直接的な原因なのですが、何故ビワコきっかけなのかと言うと、それは多分姉御肌と言われる女は確実に風呂場でジャージャーションベンをしているからです。
※姉御肌っぽいけど、その実、戦国乙女以上に乙女というメンドクサイ女性です。
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