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パチンコ・パチスロブログ

諸積ゲンズブール

公開日: 2015/07/07

凱旋…なんて大それたものじゃないし、そもそもまだ戦いの途中ではあるのですが、先日、はじめて故郷である佐賀県で来店実戦を行わせて頂きました。

どの都道府県であっても仕事に対してベストを尽くすという意味では当然ながら何も変わりませんが、地元というのはやはり特別で、ホールに向かう道すがら懐かしい景色を眺めていると色んな思いがこみ上げてくるとともに、離れてみてやっと故郷の良さがわかるものだなと痛感した次第です。

 

中学校卒業とともに家を出たのが15歳の時。それから、熊本県にあったテーマパークでスーツアクターのアルバイトをしながら一人暮らしをし、バイト先の先輩の影響でパチスロを覚え、給料のほとんどをパチスロにつぎ込むようになるまでにさほど時間はかかりませんでした。

当時は少しの勉強と正しい店選びさえできていれば勝つことは決して難しいことではなかったものの、『パチスロ』というものに何故か罪悪感を覚え、両親にはパチスロを打っているということを言えなかったのを覚えています。

まぁ、あくまでも娯楽として楽しんでいましたし、借金などで迷惑をかけたということもありませんでしたので、わざわざ言うことでもなかったんですけどね。

 

両親とうまくいってなかったとか、高校に行けないくらい貧しかったとか、ヤンキー母校に帰れないくらい頭が悪かったとかではないんですけれども、それでも『中卒』という選択と、家を出ることを許してくれた両親には今となっては感謝の気持ちしかありません。 学歴もたしかに大事だし、職種によってはそれがなければスタートラインにすら立てないこともあるでしょうけども、30歳という節目を迎えた今、当時の僕の判断、そしてそれを許してくれた両親は間違っていなかったと胸を張って言えます。

若くして働くということの厳しさと難しさを知り、理想と現実のギャップに打ちのめされながらも社会というものを学ぶことができたからこそ今の自分があるからです。

もちろん、これは今の自分に満足しているとか、決してそういう意味ではありません。

誰かや何かに流されるのではなく自分の目で見たことしか信じないメンタリティだったり、夢や理想を語るだけでは意味がないということを知った上での行動力は、こういった経験があったからこそ培うことができたのでしょう。

 

当然ながらまだまだ未熟な部分も多い僕ですが、久しぶりに故郷の景色に触れたことで、少しは成長できているのかな、なんて思ってみたり……って、今回はちょっとカタイ話になってしまいましたね。

 

あ、肝心の実戦は勝ちましたよ。凱旋で。

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