当たり前
記事一覧へ公開日: 2016/03/22
アルシンドになっちゃいそうな友達にアデランスをすすめるのが当たり前だったり、泣きながら助けを乞う航海士を助けるのが当たり前だったりと世の中にはたくさんの「当たり前」が存在するわけですが、そもそも当たり前というものは人によって異なるわけで、自分にとっての当たり前が必ずしも他人に通用するとは限りません。
ぱちんこ・パチスロにおいて様々な期待度を示す上で重要な役割を担っている「色」。メーカーによって多少の違いはあれど、基本的には白→青→黄→緑→赤の順で期待度が上がっていき、僕の記憶がたしかならば、この法則は4号機の初代北斗が採用して以来、それこそ当たり前のように他機種にも採用され続けてきました。
なのに何故、真北斗無双の赤保留はこんなにも安いのでしょうか。 本来、アツいはずである赤保留が出てはハズれ出てはハズれを繰り返し、もうハズれることに慣れ始めた頃にいつもよりちょっとアツめな予告やリーチを絡めてまたもスカ。赤でこれじゃあ他の色なんて無色同然、仕事をしないという意味では無職同然じゃねぇかと思っていたら、青保留からの一撃当千チャンスなんかであっさり当たったりもします。
これはおそらく、北斗無双をつくった人には赤保留がアツいという「当たり前」が通用しないということなのでしょう。そんな法則なんて知らねぇよ、中段チェリーが全機種共通でアツいと思っている奴らはニューパルからやり直せといわんばかりに、色の概念を覆そうとしているのかもしれません。
それならそれでよし。たしかに赤がアツいと思っているのはこちら側の勝手な都合だし、小冊子に色の強弱を記載してあるとはいえ正確な期待度までは言及していないわけだから、青の期待度が1%、緑の期待度が2%、赤の期待度が3%だったとしても文句はいえないとも思うのです。
ただ、赤はまだしもメーカー固有柄であるキリン柄までハズれまくるのは如何なものか。キリン柄のもとになった獣王のキリンはそれだけで確定だったのに、ここまでハズれまくるのはキリンに対する冒涜であるとすら思えてしまうわけで、そう考えると、初代北斗をつくったメーカーが赤をここまで安くしてしまうのはどうかと思わずにはいられません。
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