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諸積ゲンズブール

公開日: 2016/06/05

あれ、ここはどこだっけ?

 

毎日のように全国各地のビジネスホテルに宿泊しておりますと、寝起きは頭が働いていないせいかこのような状態に陥ることも少なくはありません。

 

そんな時は、考えるより先にまずカーテンを開けます。カーテンを開け外の景色を見て、朝まで飲んでいる中洲のキャバ嬢とホストが見えたら福岡だし、たこ焼きが見えたら大阪、シャチホコが見えたら名古屋で、何もなかったら岐阜羽島です。すみません、ちょっと適当すぎました。

 

もちろん、毎朝寝ぼけて場所がわからないというわけではありませんけども、朝起きてカーテンを開けるというのはビジネスホテルに宿泊している際のひとつのルーティンでして、さらにいえばそこから窓を開けて空気の入れ替えをしてテレビを付けて日テレにチャンネルを合わせてモコズキッチンを見ながら準備に取りかかりたいのですが、残念なことにホテルによっては窓を開けることができなくなっている場合があります。ちなみに、料理は全くできませんので悪しからず。

 

恐らくは「危険だから」との理由でそのような措置がとられているのでしょう。しかし、凍えるような寒い朝だろうと日が照りつける暑い朝だろうと空気の入れ替えをしないと気持ちが悪いというかシングルルームの圧迫感が嫌いな僕にとって、窓を開けることができないというのは軽い拷問。石原の陰謀により独房にブチ込まれてしまったアンちゃんこと桜木六郎太のような気持ちになります。

 

最近はいろんなビジネスホテルで、枕元でも携帯を充電できるようになってきました。少し前まではデスクにしかコンセントのないホテルも多かったのですが、スマートフォンユーザーがこれだけ増えている現状を鑑みて、ホテル側が対策してくれたのでしょう。

 

 

たしかにそれは大事。大抵の人が寝る前にスマホをいじるでしょうから、枕元で充電できる安心感は心地良い睡眠を生み出すためには必要不可欠だといえます。

しかし、それに改装費を使うくらいであれば、10センチでもいい、いや、5センチでもいいから窓を開けれるようにしてくれないかと思わずにはいられないわけで、窓を開けたいという衝動に駆られながら朝の準備をしておりましたらば、先日、とある収録のオープニングで社会の窓がバッチリ開いておりました。

 

 

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