忘れた頃に
記事一覧へ公開日: 2017/07/08
「僕(私)のこと、覚えてますか…?」
収録や来店実戦の際に声をかけてくれた方の第一声が冒頭のセリフだった時、正直申し上げますとちょっと……いや、結構困ります。
こちらが覚えている場合は何の問題もないのですが、中には数年ぶりにお会いしたという方もいらっしゃるわけで、そうなるとそこそこの確率で覚えちゃおりません。
もちろん、遊びに来てくれた方がこういった言葉で話すキッカケをつくろうとしてくださっているのは重々わかりますし、こちらも覚えていることだってあるわけですから、実際に「あー、あの時の!」ってな具合に話が盛り上がることも少なくはありません。
ただ、そういう(僕が覚えている)方々は顔を合わす機会は少なくともツイッターなどのSNSで繋がっていることが多く、そうでない方はどうしても記憶が薄れてしまうのです。
こういう時、一体どういうリアクションをするのが正しいのでしょうか。
①覚えているフリをする
②覚えていないと正直に伝える
③流す
現実的な選択肢としてはこれくらいですかね。
まず①は、成功すれば好感度大幅アップとなるものの、大きなリスクを伴います。例えばあまり行ったことのない地方での出来事であれば、お会いしたであろう店舗の数も限られてくるわけですから乗り切れる可能性は高いでしょう。
「○○(ホール名)でお会いしましたよね?」なんて返してそれがドンピシャだった時にゃ、すごいすごい、なんて記憶力がいいんだと、喜ばれること間違いナシ。たちまちNo.1推しメンに成り上がります。
しかしそれをハズしてしまった場合、「適当な男」のレッテルを貼られ、金輪際声をかけられなくなってしまうかもしれません。まさに諸刃の剣です。
では②はどうでしょうか。実を言いますと、僕はこういう場面に出くわした際、ワハハと笑いながら覚えてませんよと正直に答えます。悪気はないんだけど一回や二回じゃ覚えられないよと、僕はタモさんじゃないんだからと、なるたけ明るく返します。たまに残念そうな顔をされますが、リスクも少なく、好感度ダウンも最小限に食い止めることができる答えではないでしょうか。
③は少々荒技です。ある程度のコミュニケーション能力が備わっていなければ使えない、必殺技ともいえる一手でしょう。
使い方としては、「覚えてますか?」という質問に対し、「こんにちはー。写真撮りますか?」などと返す。そう、聞こえなかったフリをするのです。そしてその後も、「覚えてますか?」と質問する隙を与えずこちらからガンガン話しかけ、会話の中で相手の情報を引き出し思い出せたなら大成功。誰も傷つきません。
毎回のように遊びに来てくださる方の顔や名前はもちろん覚えちゃおりますが、数年ぶりに来てくれた、そういった方々の顔や名前はどうしても忘れがちです。
自由気まま、忘れた頃に更新していたこのブログも今回から毎週土曜日に更新することになりましたので、どうぞ皆さんも、暇があれば定期的に遊びにきてくださいな。
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