ゲン担ぎ
記事一覧へ公開日: 2017/11/18
勝負師にとってゲン担ぎはつきもの。知将・野村克也氏は連勝中、ラッキーカラーのパンツを履き替えなかったといいますし、ルーティンの鬼であるイチロー選手の朝カレーは有名な話です(現在、朝カレーは毎日ではないそうですが)。
相変わらず今月はパチスロの調子が悪く、毎回のように4〜5万負け、やっと勝てたと思ったら1〜2万ってな具合でマイナスはどんどん膨らんでいます。嫌いな絆も打ったし無駄打ちだって最小限、部屋とワイシャツと私くらい従順にパチスロに向き合っているというのに、なぜこんなにも結果が出ないのでしょうか。
やれることはやった。多分。
期待値を求めて立ち回った。多分。
それでも結果が出ないというならば、もうあとは神頼み、とどのつまりゲン担ぎしかありません。
朝起きて顔洗って、歯磨きをしてヒゲを剃る。化粧水でお肌の調子を整えたら、アイクリームと美容液で乾燥防止。そのあと髪を濡らして寝癖を直し、半乾きの状態でワックス揉み込んでスプレー吹ったらハイ出来上がり。アイクリームのくだりが少々気持ち悪いかもしれませんが、これが僕の朝のルーティンです。
この中でゲンを担げる要素があるとすれば、ヒゲを剃るという部分でしょうか。勝っている間はヒゲを剃らない…ってな具合に。
悪くはないものの、これをゲン担ぎとした場合、連勝中はヒゲ面で収録に臨まないといけなくなります。せっかくお手入れしたお肌が汚く映ってしまうかもしれませんので、この案は却下せざるを得ませんね。
ではその後の朝の流れはどうでしょうか。
自分のクルマでパチ屋に向かう場合、自宅近くから高速に乗って向かうことがほとんどですから、例えば勝っている間は同じETCレーンを使うとか、負けたらそのレーンは通らないとかっていうのもいいかもしれません。大魔神佐々木は現役時代、同じようなゲン担ぎをしていたと言いますし。
ただ、問題なのは僕自身があまり自宅にいないということ。自宅からクルマでパチ屋に向かうのは週に一回あるかないかという程度ですし、ほとんどが地方にいますから、アテンドの方のクルマで現場に向かうことのほうが圧倒的に多いのです。であれば、アテンドの方のクルマでできるゲン担ぎを考えたほうがいいような気もしますが、そうなると車内で座る位置を変えることくらいしかネタがありません。しかもその場合、普段は助手席側の後部座席に座るというのに、前日負けたからといって助手席に乗り込んだり、あるいは運転席の後ろに陣取ったりせねばならなくなります。
いつも黙って助手席側の後部座席に乗ってたヤツがいきなり助手席に座ってきたら戸惑うでしょうし、1人で運転席の後ろに黙って座っていたら気持ち悪くて運転に集中できないでしょう。そんなわけで、クルマ系も却下です。
そうこうしている間にパチ屋に到着しますから、残るゲン担ぎは朝カレーのような朝食系でしょうか。朝食はほとんどコンビニで済ませますので、勝っている間はセブンイレブン、大負けした翌日はローソン、のような。
けどこれも、結局そのパチ屋の近くに該当するコンビニがないとどうしようもありません。地方によってセブンが少なかったりやけにファミマが多かったりと差がありますから、現実的には難しいでしょう。
運転席の後ろに座って「コンビニはセブンでお願いします」なんて言ってたら、それこそアテンドの方にメンド臭いやつだと思われます。仕事減っちゃうよ。
う〜ん、やはりゲン担ぎは身につけるモノ、野村克也氏のようにパンツネタなどがいいのかもしれません。さすがに履き替えないのは運ではなくウンが付きそうで嫌だから、負けたら違うカラーのパンツを履き、勝ったら同じカラーのパンツを履くといったように。
しかしタンスの中にしまってあるのは、同じ種類のパンツばかり。実は僕、毎日パンツを選ぶのがメンド臭いという理由で同じ種類のパンツしか持っていないのです。
ということはゲンを担ぐためには新しいパンツを買わないといけないわけで、とはいえこのまま負け続けていたらパンツを買うお金も勿体ないわけで、じゃあパチスロで勝ったらパンツを買おうと思っても勝ったら勝ったでゲン担ぎのためにパンツの色を替える必要はないわけで……。
うん、ゲン担ぎに頼らず、真面目にパチスロ打つのが一番ですね。
※ばっちぃサムネですみません。
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