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諸積ゲンズブール

代押し

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公開日: 2018/06/10

真瞳術で何個乗せましたとか、ハーデスで1回も揃いませんでしたとか、いつからか、ツイッターを開くたびに目にする様になった代打ち。

最も楽しいはずの部分を第三者に託すという行為がイマイチ理解できない部分がありつつも、収録や来店を盛り上げる要素の一つとして今や欠かせないモノになっていますし、実際に僕も助かっています。
 
 
以前もこのブログで代打ちに関して言及したことがありますが、無双一閃は自分でやってよだとか、超ではない秀吉決戦はどうせ50%だから期待には応えられないよだとか、割と僕はハッキリ言うタイプなので頼む方もその辺を理解してくれている方が多く、ダメ元でいいんでやって下さいと、あまり無茶な注文をされることはありません。
 
 
 
ところが先日、とんでもない猛者に出会いました。
 
 
 
凱旋を打ちながら、いつものようにSGGだGストップだと周囲から代打ちをお願いされていた時のこと。3〜4台ほど離れた位置で凱旋を打っていたおじさんが、興奮した様子で僕に詰め寄り、こう言ってきたのです。
 
 
 
 
押してよ!!!!
 
 
 
 
一瞬、何を言っているのかわかりませんでしたが、あぁ代打ちかと、きっと代打ちのことを言ってるんだなと思って「SGGですか?」と聞くと、おじさんから予想だにしなかった答えが返ってきました。
 
 
 
 
天空の扉!!!!!
 
 
 
 
はっ?
天空の扉?
天空の扉って、あのてんくうのとびら?
 
僕が知る限り、天空の扉は上乗せ特化ゾーンでも、ましてやチャンスゾーンでもなく、ただの演出。
つまり、そこから出てくるのがGODなのか赤7なのか、それとも残念クロレッツなのかはレバーオンの時点で決まっており、その結果は僕にはどうしようもありません。
 
 
代打ちならぬ代押しの依頼に少々戸惑いつつも、キラキラと目を輝かせたおじさんの頼みを無下に断るのも心苦しく、はいわかりましたと席に向かい、エイヤと左リールを止めると液晶には「1」がピトリ。
この時点で嫌な予感がしたものの、今更あとはご自分でどうぞなんて言えないもんですから、左を止めた勢いそのままに中右と止めると、ズババババババではなくパスンと扉が閉じる音が虚しく響きました。
 
 
とはいえ、これは誰が押しても決まっていた結果。
液晶に止まった「113」と共に、きっとおじさんもイイさイイさと笑い飛ばしてくれると、そうに違いないと思っていると、なにやら納得いかない表情で首を傾げているではありませんか。
 
 
テメェこのやろ、首を傾げたいのはこっちだよと言ってやりたくなりましたが、もしかしたらおじさんはパチスロの仕組みを理解していないのかもしれません。
良かれと思ってジャグラーの目押しをしてあげたらバケの連続で、それをコチラの責任だと思い込んでいる爺さん婆さんのように、押したほうが悪いんだと思っているのかもしれません。
 
もしそうだとすれば、代押しのなんと恐ろしいことか。これからは無双一閃も秀吉決戦も喜んでやりますので、どうか皆さん、代押しだけは勘弁してください。
 
 

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