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名波誠

今朝のモーニング

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公開日: 2014/10/07

 

今朝のモーニングなんて書いちゃうと、まるで川沿いリバーサイドみたいにココロのザワザワが止まらなくなってしまいそうですが、やっぱり今朝のモーニングは今朝のモーニングです。

ここでモーニングの話をするのは2回目になりますね。

 

――朝8時過ぎ、愛知県名古屋市郊外の喫茶店にて。

名波アマ『ホットコーヒーください』

店員さん『パンにアンコは付けますか?』

名波アマ『はい』

 

…およそ3分後、出てきたのがコチラです。じゃじゃん。

モーニング20140829

ホットコーヒー
トースト半切れ×2
マカロニサラダ
茶碗蒸し

これで360円(税込)ですよ奥さん。

 

店員さんが『パンにアンコは付けますか?』と言ったのがポイントですね。

もしもホットコーヒーだけを注文したい場合は、そのタイミングで『いえ、モーニングは要りません』と言えばいいわけです。

ただし、ホットコーヒーだけを注文しても価格は変わりません。モーニングサービス付きと同じ360円です。

 

東海3県(愛知県全域・岐阜県の南部・三重県の北部)に住んでいる人にとっては当たり前のやりとり、光景ですが、ほかの地域に住んでいる人には理解し難いかもしれませんね。

 

こうしたモーニングサービスのほか、店内にスポーツ新聞や雑誌・漫画類を豊富に置くことで近隣にあるライバル喫茶店との差別化を図り、その結果として誕生したのが漫画喫茶だと言われています。

諸説ありますし、漫画喫茶の明確な定義もあいまいですからアレですけれども、1970年以降、名古屋を始めとした東海地方だけで漫画喫茶が次々に現れるようになったのは間違いありません。そういう意味で、漫画喫茶発祥の地は名古屋・東海地方だと言っていいんだと思います。

 

ちなみに、パチンコ発祥の地も名古屋だというのは有名な話です(昭和5年にパチンコ店の第1号が名古屋市で認可された)。

喫茶店の文化が発達していた名古屋では、一部のパチンコ店の店内に喫茶コーナーがあったようです。単なる休憩コーナー的なものではなく、頭をカチッとかためて蝶ネクタイをシメた男性(ムーディ勝山さんみたいなイメージの人)がコーヒーを入れてくれる、本格的な喫茶コーナーです。っていうか、まんま昭和の純喫茶ですよね。

当然、それなりの価格でコーヒーを提供していたと思うのですが、その名残りかどうかは分からないものの…

 

160円(1)

160円(2)

この写真のように、愛知県や岐阜県、そして三重県の一部のパチンコ店においては、店内の自販機で売られている飲料が市価よりも少し高くなっているのが普通です。※ここ数年、市価と同じ(現在であれば130円)に戻すところも現れ始めてますけどね。

 

日本全国を旅打ちで走り回っているボクですが、このように自販機の価格を市価より30円も高く設定しているパチンコ店は東海地方でしか見たことがありません(10円だけ高いってのは、東海地方以外でも何度か見たことありますが)。

 

いろいろ調べてみたものの、なぜ東海地方のパチンコ店だけが自販機の価格を高く設定しているのかについての明確な理由が見つかりませんでした。

ひょっとしたら喫茶店の文化と無関係じゃないのでは?というのが現時点でのボクの考えですが、裏付けは全く取れておらず、いまいち自信がありません。

どなたか、正解を知ってる方はいらっしゃいませんか??

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