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森本レオ子

「花束みたいな恋をした」にあてられて、抱かれたい俳優をとにかく列挙するコラム

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公開日: 2021/03/06

 

欲求不満の女だと思われたくないから、オイルマッサージでイランイランの香りを選べない。あると思います。

 

 

 

 

菅田将暉のご尊顔をデカいスクリーンで拝むために行って参りました。

 

いや〜、美しい。特に横顔。最高過ぎてうらやましい。生まれ変わりたい! ぼかぁねぇ、菅田将暉に生まれ変わりたいんですよ。長谷川博己には抱かれたいけど、菅田将暉には生まれ変わりたい。

 

ついでに言えば、竹野内豊がパチンコメーカーの広報だったら「『●●●●Δ』はクソ台」なんて絶対の絶対の絶対に言わないし、伊藤健太郎が後輩として入ってきたら毎晩叙々苑へ連れて行く。

 

北村有起哉に入稿できるなら〆切厳守の確率は金保留だし、大手法人ホールのエラい人が安田顕なんて日には枕営業パラダイス突入の煽りガセはナシ。そして代理店が滝藤賢一なら前乗りファック濃厚。いわゆる超激アツだね。

 

 

現世でどれだけの徳を積めば、来世でこの夢が叶うのか。教えてマイメロディ(ぴえん顔)。

 

 

 

 

※以降多少のネタバレがありますので、気になる方はここでスクロールと掛け持ち遊技をヤメて下さい。

 

映画「花束みたいな恋をした」は、大学生・麦(菅田将暉)と絹(有村架純)が恋におちて同棲もしたけど、結果的には別れを選択することになりました……とまぁ大雑把にまとめればそういうラブストーリー。

 

菅田目当ても3割くらい本当ですが、「自分のサブカル観を客観視させられる」と知り合いが話していたことで興味が湧き、ふらっと観に行ったのです。

 

恋人が余命半年だとか、ごくごく普通の女の子がたまたま有名アイドルや超お金持ちに見初められるといった突飛な大恋愛ではなく、長く付き合った男と別れた後に出会った男とはトントン拍子で結婚するよね〜、あるあるだよね〜、でもそれって当事者にとっては大恋愛だよね〜的な、ごくごく身近な友人カップルを覗き見しているようでもあり、まんま自分の恋愛パターンでもありで、胸が痛くてイタい話でした。

 

まぁ私は、籍入れてから別れたんだけど!

 

 

 

 

巷に溢れるラブストーリー作品と少し毛色が違うのは、主役の2人がサブカル好きな点。

 

意気投合のキッカケは押井守で、初デートはミイラ展。フレンズやきのこ帝国をデュエットし、価値基準は文化的であるかどうか。

 

主役なのにイケ好かない! 下の名前の「麦」「絹」もだけど、苗字が「山音」「八谷」というのがさらにいけ好かない。なんで「山根」じゃないんだよ! 生まれ落ちた瞬間からサブカルに愛されている感じがいけ好かねえよ!

 

私なんか「森本」だぞ! 苗字に木が4つもあんだぞ! 下の名前の「絵美」なんて1980年の赤ちゃんの名前ランキング第1位だぞ!!!!

 

私? 1984年生まれだよ!!!!!!! インリン・オブ・ジャスティス!!!!!!!!!!!

 

とまぁ酒も入っていないのにクダを巻いている理由は、2人のサブカルとの関係性、コム・デ・ギャルソンを着る代わりにサブカルを纏うような、そんな痛々しくもあり等身大でもある部分がまんま自分に返ってきて、いかに自分がイタいやつだった(現在進行形でもある)かを喰らわされる界王拳100倍のような映画だったから。

 

面白かったけど、辛かった。

 

 

 

 

本筋とは少しズレる描写で刺さったシーンが2つありまして。1つは、就職した麦が死んだ目でパズドラをプレイするところ。

 

仕事によって蓄積された疲労にトラブルが重なり、映画もマンガも小説も何も入ってこず、パズドラしか受け付けなくなる麦。これ、すっっっっっごくよくわかる! 

 

私は子どもが0歳児だった頃が多分同じ状況で、「BEST EDM 2015」と三代目JSBの「R.Y.U.S.E.I.」しか聴けなくなり、ゲームもツムツムばかりになりました。くるりの新作アルバムを聴こうとしても体が拒否するんです。

 

このまま私は今まで自分が1番バカにしてきた人種になるんだろうな。むしろそういう人たちって必死で生きてきたんだな。今まで何不自由なく生活し、文化を享受し、知ったような気になっていた自分。めっちゃ恥ずかしいな。穴があったら入りたい。3段クルーンの手前の穴に入りたい。と、さらに落ち込み、溜まるストレス。

 

それ故に、のうのうと暮らしている変わらない絹に甘さを感じて苛立つのかもなぁ。だとしたらめっちゃわかる〜。

 

 

もう1つは、麦がイラストの原稿料を下げられるシーン。

 

ワンカット千円の話だったのに、何の説明もなく3カットのセットで千円に下げられるやりとりで、「え?」と思いながらも、なるべく文章に苛立ちがのらないよう質問を投げる麦の姿。

 

あれ、フリーランスあるあるだよなぁ。

 

 

 

 

随所に刺さりまくるあるあるが散りばめられている映画を観て、勝手に喰らって下を向いてトボトボと歩いて帰る。そんな休日の過ごし方をする自分が好きだなぁ〜、結局。という話です。長々とご静聴ありがとうございました。

 

 

PS.「花束みたいな恋をした」は非常に面白い映画です。サブカル生まれサブカル育ち、下向いて歩いているヤツはだいたい友達、じゃない人はスムーズに楽しめると思います。良作!

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