政宗 戦極
大都技研
パチンコ・パチスロブログ
公開日: 2022/09/05
人間は迷う生き物だ。
たとえ、そうしたほうがいいと判っていても悩んでなかなか行動に移せない…なんてことは珍しくない。そのせいでチャンスを逃して、後悔するというのはもはや人間の習性だろう。もちろん、その逆も然り。するべきでないと判っていても、迷ったあげくやってしまうこともある。
これは先日の話。いつものように『政宗 戦極』を打っていると、
一騎駆けチャレンジ6連続スルー。その原因は判っている
無理ゲーなシナリオが続いてケイジ郎CZばかりに突入したことだ。ただ、不幸中の幸いとはこのことで、一度400G弱のハマリがあっただけで一騎駆けチャレンジ自体は軽かった。
で、7回目の一騎駆けチャレンジもすぐに来て戦極に当選
…するもスルー。
さてどうしたものか。
今なら心置きなくヤメられる。これ以上打ったら、それこそ“ATに当たるまで”ということにもなりかねないので、おそらく今が絶好のヤメ時だ。
…と頭では判っていたが、「政宗ナシでは生きていない」そんなジャンキー化していた私は席から立つことができなかった。そんなとき、本日最大の迷いが発生した。
隣の大ハマリしていた政宗が空いたのだ。
隣は私以上にATに入れるのに苦戦しており、自分が打ち始める前から苦しんでいた。
明らかにATMに行ったり来たりという場面があったし、投資しているお金が一万円札から千円札に変わる瞬間も目撃していた。どうやら、天井に到達する前に軍資金が尽きた模様。
チラリと横目でデータ表示器をチェックしてみると、AT間1700G近くハマっていた。こんなのどう考えても即移動だ。隣で打っていた人には申し訳ないが、これぞまさにお宝台
…と頭では判っていたが、私は移動すべきかどうかで迷っていた。
途中で液晶ゲーム数の色が赤に変わりシナリオ10が確定したというのもその一因ではあるが、それだけではない。
今、その台を確保したら前任者に恨まれそう。
前任者はずっと観察しているわけではないので、私が台を取っても本人には気付かれないだろう。それにパチスロは勝負の場、種銭をしっかりと準備していなかったので自業自得だ。
同情している暇はない、さっさと打て。
判っている、そう判っているのだが、身体が動こうとしない。自分が打ち始めてから今の今まで、隣から鬼気迫るものを感じていたのでビビっていた。既にホールから前任者の姿はないのに、見えない影に怯えていた。
当然のことながら、5分も経たないうちに新たな打ち手によって隣の台の稼働は再開した。
私の台はシナリオ10が確定している。だが、いつ一騎駆けチャレンジに当選するか判らないのはもちろん、戦極も突破できるとは限らない。どうして私は移動できなかったのか。もはや、反省しかなかった。
で、その後、私の台はどうなったかというと。
ハマることなく戦極を突破できて、ATは2連で終わったものの
一撃1400枚獲得できてちょいプラスで終わった。一方、隣の台は単発で終了。私の選択は間違いではなかった、私の迷いは正しかったのだ。
そう、ここから判るように「最良と思われる選択が必ずしも最良とは限らない」のだ。人は簡単と思われる問題でも迷うべきなのだ。
今、私は虫歯ができたので歯医者に行こうか迷っている。普通に考えたら、行く以外の選択はない。1日でも早く行くのが最良の手と思われる。
だが、本当にそれが最良なのだろうか。そう疑念を抱いて、まだ予約すらしていない。
人間は迷う生き物だ。ずっと迷っている。決して、ガリガリと鳴るあの天を衝くドリルが怖いわけではない。
この記事の関連情報
関連する機種
ライター・タレントランキング