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絶望の景色

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公開日: 2022/11/14

 

「人の第一印象は3秒で決まる」、なんて話はよく目や耳にする。

 

とくに目から入ってくる情報、つまり“見た目”が重要らしい。勘違いしないでほしいのは、ここでいう見た目というのは美男美女という意味だけでなく、身だしなみや表情、立っている姿勢などのことを指す。

 

そして、第一印象で一度相手に悪いイメージを与えてしまうと、それを払拭するには相当の時間が掛かってしまうらしい。それ故に初対面の人と会う場合は、見た目に人一倍気をつけなければいけない。ビジネスにかかわることなら尚更だ。

 

パチスロも例外ではなく第一印象が大事だ。

 

「機種の第一印象は30分で決まる」、私はそう考える。

 

今どき、30分打っただけじゃ何も起きないことが多いけれど、何も起きないながらも打感の良し悪しはなんとなく判る。

 

例えば、演出の煽り方。レア役成立時や前兆中はどんなタイミングでどのような演出が発生するのか。パチスロの演出発生のタイミングは、

 

・レバーON時

・リール始動時

・第1~第3停止時

・次BET時

 

と複数あり、これらが効果的に使われていると気持ちよく打てて第一印象は良好となりやすい。

 

ただ、最近はレバーON時の演出にウェイトが置かれ過ぎている傾向にある。レア役が成立していると高確率でレバーON時にチャンスパターンが発生する機種が多いのだが、正直、これは頂けない。レバーON時にチャンスパターンが発生しなかったら、「レア役の可能性が大幅ダウン=捨てゲーム」になってしまうからだ。

 

とくにボーナス当選のメイン契機が毎ゲーム抽選だと、この演出は飽きやすくなる。

 

さて、11月に入り話題の機種が導入された。その名は『花火絶景』。機種名から『大花火』、『花火百景』の流れを汲んだ大量獲得機…と思いきや全然違った。それよりも『赤ドン』っぽい。

 

導入前に「BIG中の解説動画」が公開されたときは物凄く話題になったのを覚えている。そして、「通常時の解説動画」が公開されたときに物凄く盛り下がったのも覚えている。一時期、盛り上がるor盛り下がる4人の外国人の写真をよくネット上で見掛けたけれど、まさにあんな感じだった。

 

そのおかげもあってか、過剰な期待をせずに初打ちに挑むことができた。で、私の『花火絶景』の第一印象…打ち始め30分の印象はどうだったかというと

 

良好そのものだった。

 

 

 

 

早々BIGに当選して、600枚獲得できたのだから悪いわけがない。もちろん、これだけで良台と判断するのは安直すぎるので、その後も打ち続けた。

 

 

 

 

サクっとBIGに当選して600枚。

 

『大花火』、『花火百景』の流れを汲んだ大量獲得機を期待していたので、打つ前の印象はあまり良いものではなかった。だが、実際に打ってみて思ったのは

 

 

 

 

REGが5連して面白いと感じたら、それはただの変態だ。この日、財布の中から3万円が消えた。第一印象が良かった分、REG地獄に叩き落とされたときの絶望はハンパなかった。

 

結局、勝てば良台、負ければイマイチ。第一印象も演出バランスもへったくれもない。これがパチスロの真理かもしれない。

 

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