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8は楽しさ∞(無限大)

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公開日: 2023/11/20

 

 

もういくつ寝ると『マジハロ8』。『マジハロ8』の導入日(12月4日予定)がいよいよ迫ってきた。そこで今回はマジハロの思い出話。

 

今作で10作目となる『マジハロ』シリーズ(1~8+R+TOT)。その中で一番好きだったのはどれかと訊かれたら、正直、悩む。打ち込んだという意味なら、『マジハロ2』と『5』になるだろう。愛らしいキャラクターの数々、突如狂ったように上乗せするじゃじゃ馬っぷり、そして、作り込まれた演出法則。

 

何も知らなくても楽しい、打てば打つほど新たな発見があってより楽しくなる。そんな理想的なパチスロだった。ボーナス+ART機の面白さを凝縮させたような機種だった。

 

だが、衝撃的という意味で私の脳裏にしっかりと焼き付いているのは『初代マジハロ』だ。

 

『初代マジハロ』が登場したのは5号機初期のART機が出始めた頃だ。その頃からパチスロを打っていた者なら知っていると思うが、当時の押し順ナビは非常に判りにくいものだった。

 

液晶上に「赤」が表示されたら赤の図柄を狙う、今ではこれが当たり前なのだが当時はその当たり前が当たり前ではなかったのだ。

 

・ベル対応の演出で「赤」が表示されたら「赤を狙う

・パンク役(主にチェリー)対応の演出で「赤」が表示されたら「赤を外す

 

など見事なまでの初見殺しの機種が主流だったし、機種によっては目押しがアバウトだとパンク役を引き込んでしまいやすいものもあったので、ようやく入ったARTを即パンクさせてしまう者も少なくなかった。

 

このように当時のART機は難解なパンク役回避が多かったので予習は必須、今以上に知識介入が必要だった。故に当時の私は「ART機はこういうものだ」、「これは仕方のないことだ」と諦めにも近い感じで納得していた。だが、そんなときに登場したのが初代マジハロだ。

 

この機種のARTは「赤」のナビが表示されたら赤のボーナス絵柄を狙う、これで問題なかったのだ。ベル(コイン)でもパンク役でも液晶の指示通りで問題なかった。ようやく、今の当たり前が通じるようになった。また、リール配列上、ボーナス絵柄の反対側に同色のチェリーが存在していたので、目押しがアバウトでもARTはパンクすることがなかった。

 

私がずっと思っていた「これは仕方のないことだ」は、仕方のないことではなかったのだ。そんな“気付き”を与えてくれたのが『初代マジハロ』だったので印象深い。

 

さて、私は既に『マジハロ8』の試打をしているのだが、そのときに初代のような衝撃を体験した。

 

『マジハロ8』はスマスロなのだが、スマスロというと上位ATに入れるのが目標、有利区間を切ってスタートライン、そんな激がつくほどの荒波スペックの機種が多い。故に「スマスロはこういうものだ」というイメージができつつある。決して激荒波機種が悪いわけではないけれど、楽しさに到達するまでのハードルが高いのでそればかりだと疲弊してしまう。

 

だが、『マジハロ8』は違った。

 

ボーナス確率は軽めで当選するたびにART突入のチャンスが与えられ、そのARTをどれだけ伸ばすことができるかは己の(ボーナス)引き次第。ロングARTのチャンスはいつでも訪れる。

 

決して“甘い”とか“遊びやすい”というわけではないけれど、5号機のボーナス+ARTと同じ楽しみ方ができるようになっていた。良い意味でスマスロらしくないスマスロになっていた。もしかしたら、『マジハロ8』でスマスロのイメージが変わるかもしれない⁉ そう思わせるほどの可能性を感じた。

 

ああ、早くホールで打ちたい。

 

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