仮面の告白
記事一覧へ公開日: 2024/06/03
朝起きたらパジャマの首回りがべっちょり湿っていて不快な気分で1日が始まる季節がやって来た。
余談になるが(くるが)、人は寝ている間にコップ1杯ぶんの汗をかくらしいので、毎晩、世界ではコップ81億杯ぶんの汗が流れているということを考えるとより不快な気分になる。
この時期になると悩まされるのが「汗」だ。1日中、冷房のガンガン効いているホールで過ごしている民人といえども、開店する前は日の光や熱と対峙しなければいけない。朝抽選の会場が締め切った駐車場だったりすると、水分補給せずに並んでいたら倒れるのではないかと心配になるぐらいの蒸し風呂状態になる。
そして、開店したらしたらで服にしみ込んだ汗が急激に冷やされるので身体が冷えて体調を崩しやすくなったり、そして、服が汗臭くなったりしやすくなるので注意が必要だ。
とくに汗で一番悩まされるのは、
仮面(マスク)を被る機会の多い人だろう。仮面の歴史は汗対策の歴史といっても過言ではない。私も長年苦しめられた。
ということで、今回は仮面を被る機会の多い人のために仮面歴10年以上の私がオススメする汗対策を紹介しよう。
気温が高くなると必然的に仮面の下は蒸されて汗でびちょびちょになり、不快感が増すだけでなく額から流れ落ちる汗が目に入りやすくなったり、汗で皮膚が“かぶれ”やすくなったり、それに最大の欠点は仮面が汗に濡れて汚れる&臭うということだ。
もちろん、お湯につけて石鹸(洗剤)で洗えば綺麗になるのだが、洗えば洗うほど仮面の色が落ちるという問題があった…など、汗対策をしておかないとその被害は甚大だ。
どうにかできないものかと私は色々と考えた結果、最初に辿り着いた答えは「ベビーパウダー」だった。
仮面を被る前に額にベビーパウダーをポンポンとつける。その効果は覿面(てきめん)で、しかも肌にもやさしいので自分の期待していた以上の結果を残してくれた。これでもう汗に悩まされることはないと思っていたのだが新たな問題が発生した。
粉で仮面が汚れる
当たり前だけれども、ベビーパウダーをつけた顔に仮面を直接被せれば仮面の裏はベビーパウダーが付着する。それなら洗えばいいだけの話なのだが拭くだけだと完全に汚れは落ちないので水洗いが必須となる。そうなると、既述の通り仮面の色が落ちてくる。
汗対策をしたハズなのに汗と同じトラブルを抱えてしまった。
かといって、他に対策できる道具・手段が思いつかなかったのでしばらくベビーパウダーに頼っていた。だが、今から数年前、原稿を書いているときにふとあることに気付いた。
「冷却シートってイケるんじゃね!?」
私は原稿を書いているときは額に冷却シートを貼っているのだが(理由は判らないが集中力が増す)、ふと、これも汗対策になるのではないかと思ったのだ。
そして、実際に試してみたらベビーパウダーと同様に…いや、それ以上に効果は覿面だった。
冷却してくれるだけでなく額から流れ落ちてくる汗を吸収してくれるという想定外の効果を発揮してくれた。そしてそして、
仮面を汚さない
これが最大の利点だった。
加えて、冷却シートは「肌にやさしい」を売りにしている商品が多いので“かぶれ”の心配も少ない。
これからどんどん気温は上がってくだろうが、冷却シートを額に貼って仮面を被ればきっと快適に過ごせるだろう。もし、汗で悩んでいるのであれば是非とも活用してほしい。
もちろん、効果には個人差があると思うので肌に合っていなかったら使用を中止しよう。
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