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革命家の悩み

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公開日: 2025/12/01

 

――さて、困ったどうしよう。

 

 

先日、私はヴヴヴ2の前で考え込むことになった。この日は夕方から忘年会の予定があったので少し早めに現地に着いた。訂正、少しどころではなく3時間前に到着した。

 

どうして、そんなに早いの? と疑問に思う人がいるかもしれないが、我々スロッターにはパチスロという究極の時間潰しが存在するので「時間まで打ってればいいや」ぐらいの感覚だった。

 

では、何を打つべきか?

 

普通に考えるのなら、いつでもヤメられるノーマルタイプや、ヤメやすいBT機やマイルドな機種が真っ先に思いつくのだが、その日の私はどういうわけか「短時間でも夢が見たい」という夢追い人になっており、

 

 

「純増9枚ならこの時間でも万枚出せるじゃん」

 

と頭の悪いことを思いついてヴヴヴ2の前に座ることになった。良い子はマネしてはいけない。

 

で、問題は早い段階で起きた。打ち始めて1時間ほどで目の前のヴヴヴ2の違和感に気付いたのだ。

 

――私の知っているヴヴヴ2と挙動と全然違う。

 

兎にも角にも初当たりが早かったのだ。規定周期数も規定ポイント数も浅いところで到達して、大ハマリすることなくCZに当選し続けた。そして、ボーナスは革命ボーナスに偏りまくっていた。そして、そして、ATに当選しても全然連チャンしなかった。そして、そして、そして、この状況は何度ボーナスを引いても、何度ATに当たっても変化することはなく延々と続いた。

 

スランプグラフと見てみると、直前までは私の知っているヴヴヴ2の荒波挙動だったのだが、急に変貌したみたいだった。

 

思い出すのは初代の“個性的なスランプグラフを描く”状況なのだが、初代と違って出玉がジワリジワリと増えていった。例えるならば、高設定の擬似ノーマルタイプを打っているような感覚だった。

 

自分の身に何が起きているのかと考えているとき、ふと脳裏に過ったのは少し前に存在が明らかになった「特殊テーブル」だ。

 

 

これに移行した…ということなのだろうか。判らない、判らないが、ひとつ確実に言えるのは

 

――打ち続けていれば、差枚で有利が切れるぞ!?

 

夢は膨らむドリーミング。ただ、初代の“それ”とは違ってCZが突破しやすいということはなく、そこはガチっぽかっくて小役の引きに恵まれないと失敗した。なんなら、革命の一撃もハズした。

 

そのせいで、500枚~1000枚付近で足踏みをしている時間が生まれてしまった。

 

それでも出玉が増えていく気しかしなかった。時間さえあれば間違いなく有利が切れる、そんな自信しかなかった。

 

時間さえあれば、時間さえあれば……。

 

ああ、今日は忘年会だった。時間潰しで打っているだけだった。

 

――さて、困ったどうしよう。

 

 

頭の中では天秤がグラグラと揺れていた。ヴヴヴ2の有利切りを目指すか、それとも時間を守って忘年会に出席するか。

 

…。
……。
………。

 

いや、流石にパチスロが理由で忘年会に欠席するのはダメだろう。社会人としての理性は辛うじて残っていた。

 

 

こんな感じで短時間で7回ほど革命ボーナスを引いて(ATは直撃含めて4回当選して全て単発)1000枚ほどお持ち帰りして実戦終了。

 

この日、私の体験したことの詳細は明らかになっていないが、初代の“それ”とは違って打っていて楽しくて、打ち続ける価値はありあり。もう一度経験したいとすら思った。

 

ということで、色々な意味を含めて時間に余裕がないときはヴヴヴ2を打ってはいけないということを身をもって学ぶことができた。

 

皆も気を付けよう。

 

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