痛風との闘い
記事一覧へ公開日: 2020/07/16
痛風の足の痛みが何ヵ月経っても消えなくてよお。田中も尿酸値が高いなら気をつけたほうがいいぞ。そう言っていたセブの先輩が痛風の合併症ともいわれる脳卒中となり、医療崩壊がおきているセブで5件の病院を受け入れ拒否によってたらい回しにされた結果、そのままぽっくり46歳の若さで逝ってしまったのが先月末のこと。人間というものは、こうもあっさり死んでしまうのかと思わずにはいられない。
まあ、人は誰しも必ず死ぬものだ。コロナによって医療崩壊していなければ。4月に日本へ戻る予定だった航空便がキャンセルにさえなっていなければ。たらればを言ったらキリがないのはわかっているし、すでにセブで火葬されて骨だけになったあの人は戻ってこないわけだが、あれから3週間たって、僕の足はいま、痛風による激痛が走っている。
これまで何度か痛風発作がでたことはあったが、その名の通り風が吹いても痛いなどということはまったくなく、その痛みは半日もすれば気にならない程度になっていた。というわけでいまのうちに治療をしておこうと病院へ行き、痛風の原因となる尿酸の合成を抑える薬を飲み始めたら、しばらくして激痛が走り始めたわけだ(薬の飲み始めは発作がでやすいらしい)。
風が吹くだけで痛いとは、まさにこのこと。民泊しているアパートの、たった十数段の階段をおりるために数十分を要し、足を引きずりながら街を歩く自分の姿を客観的に見て、僕は健康体になることを決意した。
※困ったときのロキソニン。徒歩2分の薬局にこれを買いに行くだけで数十分かかった
基準値79以下のγ-GTPが694。基準値3.6~7.0の尿酸が8.3。そして基準値50~149を大幅に上回る中性脂肪1739という数値は、先生曰くほとんどが食べすぎ、飲みすぎを原因とするものとのこと。僕の場合ご飯はあまり食べないのでアルコールがその原因の大半なのだろう。
※直近に行った血液検査の結果
というわけで、まずは家飲みを完全に禁止。調子のいいときはひとりでワイン2本くらい飲んでいたが、買い置きしていた家にあるお酒をすべて流しに捨て、野菜中心の食生活にチェンジ。来月に人間ドック&脳ドックの予約を入れ、すべての数値を改善させることにした。
このタイミングでここまでの痛風発作がでたのは、きっとセブの先輩からの警告。田中も気をつけたほうがいいぞ言ってくれているのだろうというわけで、なにがあっても健康体を取り戻すつもりだが、痛風の治療にあたって先生はこうも言った。
ストレスも痛風の大きな要因となりますので、ストレスのない生活を心がけてください。
足を引きずりながらいつもの何倍も時間をかけて行ったパチンコ屋で源さんを打ち、アツめの疑似3+極源炎舞から大三源リーチに発展したにもかかわらずあっさりとハズれ、これで都合8万円入れて当たりゼロ。そういえば行きよりも帰りのほうが足が重かったような気がするわけで、ヤメるべきはお酒ではなく源さんなのではないかと、このまま飲みに行き、やけ酒でストレスを発散する方が結果としていいんじゃないかと、まったくのぼれる気のしない家への階段を前にして、じっと悩んでいる。
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