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パチスロの有利区間とは?AT・ARTの強制終了システムをご紹介!3000G規制、6.5号機など

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6号機登場初期のAT・ART機に欠かせないのが「有利区間」でしたが、それも6.5号機に向けて変わりつつあります。今回はそんな有利区間について、基本から攻略に役立つ情報までを解説していきましょう。

更新日: 2023/09/27

 

有利区間とは?

 

有利区間を簡単に言うと、“AT・ARTの抽選を有利に受けられる区間”のことで、AT・ART中や特定のボーナスなども含まれています。

 

逆に有利区間ではない状態は“非有利区間”と呼ばれ、これは基本的に通常時のこと。しかし通常時と言っても、AT・ARTを抽選するボーナスやCZ以外がすべて非有利区間というわけではありません。

 

6号機の遊技中は有利区間に滞在していることがほとんどで、有利区間と非有利区間の移行について例を挙げると、下記のような流れの機種が多く存在します。

 

【有利区間と非有利区間の移行例】

設定変更→非有利区間(1~数G)→有利区間開始→周期抽選やレア役での抽選、規定ゲーム数消化→ボーナス or AT・ART当選→終了時に非有利区間へ(1~数G)→有利区間開始

 

そのため、非有利区間への滞在時間はわずかで、それ以外はほとんどの状況でAT・ART抽選が行われているという認識で問題ありません。

 

 

レア役を揃えるイラスト

 

 

有利区間はいつからできたの?

 

有利区間が登場したのは「5.9号機」からで、歴史は長くありません。ほとんど出玉抑制のために用意されたと言っても過言ではなく、初期に設定された主な取り決めは以下の内容でした。

 

【初期の有利区間の主な内容】 

●突入1回あたり最長1500G

●滞在比率の上限70%=仮に10000G消化した場合、最大でも7000Gしか有利区間にいられない(3000G間は一部のプレミアムフラグを除きAT・ART抽選なし)

●滞在時は必ずプレイヤーに告知(主流はドットランプなど)

●有利区間移行率に設定差を設けてはならない

●転落した場合はAT・ARTが即終了(有利区間外では押し順ナビを発生させてはいけないため)

 

そして、5.9号機のAT・ARTの1Gあたりの平均純増枚数は約2.0枚が限界。出玉面で上記の内容を加味して平たく言うと、下記のようになります。

 

①一撃最大3000枚(2枚×1500G)まで。超えそうな場合は強制終了

②有利区間は途切れ途切れになるため、出っぱなしの状態にはならない=結果的に万枚頻度が激減

 

5.9号機で設けられた有利区間はこの2点を目的とした規制と言えるため、有利区間という名称にもかかわらず、実際は「打ち手の不利」とも受け取れる内容でした。5.9号機が今イチ盛り上がらなかったのも、このあたりをプレイヤーが見透かしていたことが原因でしょう。

 

実際、初の5.9号機『戦国コレクション3』(KPE)は、“ART継続”と液晶に表示されていても、1500Gを経過した瞬間に何事もなかったかのように通常時(非有利区間)に転落しました。実際ホールで目の当たりした人は、わかっていても大きなショックを受けたことでしょう。

 

 

ショックを受けた人のイラスト

 

 

6.5号機の有利区間

 

6号機となっても有利区間は継続して採用されましたが、何度かレギュレーションの変更を受け、現在(2022年7月時点)では下記の通りとなっております。

 

【6.5号機の有利区間の主な内容】

  • ●突入1回あたり最長4000G
  • ●滞在比率の上限なし
  • ●滞在時のプレイヤーへの告知義務撤廃
  • (あくまでも義務の撤廃であって告知しても良い)
  • ●有利区間移行率に設定差を設けてもOK
  • ●差枚数最大2400枚獲得(同一有利区間)で強制終了

 

6.5号機の有利区間に関する大きな特徴は、「滞在比率の上限なし」「有利区間移行率に設定差を設けられる」「同一有利区間内の獲得枚数上限が差枚数で2400枚(仮に投資500枚だとすると上限2900枚)」ということです。

 

 

ドル箱カチ盛りのイラスト

 

 

有利区間の終了タイミング

 

では続いて、有利区間が終了するタイミングについて説明していきましょう。すでに紹介してきましたが、そのタイミングは様々です。

 

【有利区間が終了するタイミング】

  • ●4000G消化時
  • ●差枚2400枚獲得時
  • ●設定変更・リセット時
  • ●機種ごとに設けられた条件を満たした時
  • (ボーナス終了時、CZ終了時、規定ゲーム数消化時など)

 

中でも最も重要なのは“機種ごとに設けられた条件”。実戦する際は、機種ごとの特性をしっかり把握するのがオススメです。

 

また、上に挙げた終了条件のうち、最も嬉しいのが「差枚2400枚獲得」であることは間違いないでしょう。

 

 

有利区間が短くても何とかなる高純増機

 

有利区間が有限である以上、どの機種でも、残りゲーム数等の諸条件を満たしているにもかかわらず2400枚完走する前にATが終了してしまう危険性をはらんでいます。

 

そのため、有利区間が1500Gだった6.1号機までは、それを避けるために少ないゲーム数でも2400枚を獲得できる高純増機が多くリリースされました。そんな高純増機をいくつか紹介しましょう。

 

 

戦国コレクション4』/コナミアミューズメント

戦国コレクション4

AT1Gあたりの平均純増枚数は約10枚と、5号機どころか4号機すら上回る瞬発力を見せる1台。わずか240G程度で2400枚を獲得可能だが、ATが延びなければあっという間に終わってしまうため、ある種の潔さが感じられる(笑)。

 

 

 

パチスロ学園黙示録ハイスクール・オブ・ザ・デッド ゴールド』/セブンリーグ

パチスロ学園黙示録ハイスクール・オブ・ザ・デッド ゴールド

『戦国コレクション4』と同じく、こちらも6.1号機で1G平均純増枚数は約8.7枚と非常に高い数値を誇る。また、上乗せ特化ゾーンの「毒島乱数」に突入すれば完走期待度は驚きの85%超。完走を目指すための要素としてわかりやすいのも、プレイヤーには嬉しいポイント。

 

 

 

パチスロ ルパン三世~イタリアの夢~』/平和

パチスロ ルパン三世~イタリアの夢~

AT機というよりも(疑似)ボーナス機といった印象が強いものの、1G連を大量ストックできた際の出玉増加速度は凄まじいの一言。1Gあたりの平均純増枚数は約9.0枚と、こちらもかなりの瞬発力を誇る。

 

 

有利区間が攻略要素に!?

 

前述の通り、「入っていて当たり前」と言える6号機の有利区間ですが、実は攻略面でも役立つ場合があります。いくつかの機種を例に挙げていきますので、実戦する際は忘れないようにしましょう。

 

 

Re:ゼロから始める異世界生活』/大都技研

Re:ゼロから始める異世界生活

白鯨攻略戦orAT終了後に「コンビニステージ」へ移行しなかった場合は内部的に有利区間継続が確定し、次回天井は浅めのゲーム数となる。そのため、この状況でヤメるのはNG。もちろん、他人が打っていた台がこの状況でヤメられていれば絶好の狙い目。

 

 

 

南国育ち30』/アムテックス

南国育ち30

ボーナス終了後から200G以内に有利区間ランプが消灯しなければ「通常C・準備Cモード」滞在が確定。この場合は天井も浅めで次回天国モード移行にも期待できるため、打ち続けるのがオススメ。

 

 

 

パチスロ ガールズ&パンツァーG~これが私の戦車道です!~』/オリンピア

パチスロ ガールズ&パンツァーG~これが私の戦車道です!~

朝イチに有利区間ランプが消灯していた場合はリセット濃厚で、かつ内部的にCZ状態でスタートする可能性がある。液晶の見た目ではわからないうえにホール側が対策することもあるので注意が必要となるが、朝イチ速攻でのAT突入に期待できる。

 

 

上記の機種のように、有利区間は特定の状況で有効な攻略法にもなるため、機種ごとの特性をしっかり理解することが重要です。

 

ちなみに下記のページでは、リセット判別に役立つ6号機の有利区間ランプ情報を公開しているので、ぜひチェックしてみてください!

 

6号機有利区間ランプ判別タイトル

>>6号機の有利区間ランプ判別はコチラの記事で詳しく解説!<<

 

 

また、機種によってはリセット時に「大当り期待度が高い状態に移行しやすい」「天井が浅いモードに移行しやすい」といった恩恵もあります。リセット狙いが有効な機種は下記のページでまとめているので、こちらもチェックしてくださいね。

 

6号機朝イチランキングタイトル

>>リセット狙いが有効な機種はコチラの記事で詳しく解説!<<

 

 

有利区間告知義務の無い6.4号機

 

有利区間告知義務が初めてなくなった6.4号機の代表的機種は2機種。ただし、よりスペックの優れている6.5号機が間髪入れず登場したので、今後6.4号機がホールを席巻することはなさそうです。

 

 

ひぐらしのなく頃に祭2 カケラ遊び編』/オーイズミラボ
有利区間とは

同シリーズの持ち味通り、本機種もイメージとしては“技術介入”。そのため、6.4号機として確かに有利区間ランプが搭載されていないのだが、そのことにすら気づかれていない状況だ。

 

 

 

Sスーパー海物語IN JAPAN祭』/SanTree

有利区間とは
海物語シリーズということで、打ち手の技量や知識差によって違いが出ないようにか、本機には有利区間ランプが搭載されていない。だからと言って、まったり遊べる出玉性能ではなくわりと尖ったスペックなので、ゲーム性を把握してから打ち始めよう。

 

  

有利区間4000G、差枚2400枚規制の6.5号機

 

今後シーンを引っ張っていくと目されているのが6.5号機。同一有利区間内であれば差枚数での2400枚上限(例:500枚投資からなら2900枚まで)なので、投資がかさんでしまった時も希望を持ってプレイできます。

 

現在機種数もかなり増えてきていますが、いの一番で登場したのが下記の2機種となります。

 

 

Sキャッツ・アイ』/平和
有利区間とは

差枚2400枚というよりもむしろ技術介入性を前面に押し出してきたマシン。だがもちろんそこは差枚2400枚。例えば500枚投資からのワンチャンスで2900枚まで持っていける実力はある。

 

 

 

シリウス』/ヤーマ
有利区間とは

擬似ボーナス(BIG、REG)が連チャンするゲーム性。基本的に連チャンは2連が1セットとなる。見た目上はシンプルなゲーム性なので、連チャンのセットを重ね、ドル箱を築き上げた時の達成感はかなり高い。

 

 

 

パチスロ幼女戦記』/サミー

レア役契機のCZやゲーム数消化でボーナスを目指す仕様で、ボーナス中などに獲得するオペレーション203をクリアし、AT「白銀ラッシュ」へ突入させるゲーム性。ATは1Gあたりの純増は約2.6枚、10G+αセット。前半10Gはレア役などでVストックの獲得を抽選し、後半のVコンバットで継続をジャッジする。波に乗った時のイケイケ感はピカイチだ。

 

 

 

パチスロ モンスターハンターワールド:アイスボーンTM』/エンターライズ

「月下雷鳴」の遺伝子を受け継いだゲーム性を採用。狩猟ボーナスと剥ぎ取りチャンスのループで出玉を増やしていくお馴染みの流れで、仲間参戦やアイテム使用が討伐成功の鍵となる。討伐成功で大量の剥ぎ取りチャンスに期待できるムフェト・ジーヴァボーナスなど、強力なトリガーも搭載されているぞ。 

 

 

 

パチスロ機動戦士ガンダムユニコーン』/ビスティ

通常時はおもに内部状態を上げてレア役でAT当選を目指すゲーム性。AT「ユニコーンラッシュ」は純増約2.4枚/Gのゲーム数管理型を採用。ボーナスや特化ゾーンのメイン契機となるミネバチャンスをいかに引けるかが、ロング継続につながる重要なポイントだ。

 

 

 

パチスロ盾の勇者の成り上がり』/サミー

スイカを引いたら即高確(以上)、チャンス目を引けば即CZ突入など、前兆ナシで何かが起こる「ダイレクトリンクシステム」は要注目。ATは純増2.6枚/Gで、5G+αのSTパート「WAVE WAR」と10Gの「チェインストライク」をループさせるゲーム性。幼女戦記同様、1セットあたりの出玉は少ないが、テンポよく継続させる爽快感はクセになること間違いなし。

 

 

 

まとめ

 

台選びをしているイラスト

 

 

AT・ARTの抽選を有利に受けられる区間として存在し、6号機では遊技中のほとんどで滞在している「有利区間」。

 

最初に登場した5.9号機から仕様が変わり、今ではただ打つだけならさほど意識しなくても問題ないものとなっています。とは言え、勝つためには機種ごとの細かい違いをしっかりと押さえておかなければいけません。

 

そのうえで、有利区間継続やリセットによる条件を加味した機種選択をしてはいかがでしょうか?

 

もちろん、単純な消化ゲーム数の天井狙いなども1つの手ですが、わかりやすくハマっている台が空くというのは難しいのが現状。有利区間と機種ごとの特徴をあわせて理解し、立ち回りの幅を広げていきましょう。

 

 

 

 

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執筆者:いのせんと

■出生地:福岡 

■誕生日:10月30日 

■ X:@innocent_hp

21歳でP業界の門を叩き、気づけば業界歴15年目の編集者。東京都在住。社畜生活の合間に年間150日ほど稼働するため、機種知識や業界のトレンドなどへの造詣は深い。

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