Aネオビッグシューター
アムテックス
パチンコ・パチスロ特集
更新日: 2023/06/27
P機とは、2018年2月以降に検定試験を通過したパチンコ台のことです。
この時期、パチンコ店の営業やパチンコ台の性能を取り締まる法律、いわゆる風営法の規則改正が行われました。そして、このとき新たに定められた基準に従った機種がP機となり、新基準機と呼ばれることも多いのです。
ちなみに、P機の第1弾として登場したのは『Pフィーバー革命機ヴァルヴレイヴW』(SANKYO)。6段階の設定に加えて確変リミッターも搭載されているほか、確変転落システムも採用という、かなり複雑なスペックでした。
▲『Pフィーバー革命機ヴァルヴレイヴW』(SANKYO)
では、続いてP機とそれ以前の機種の違いを見ていきましょう。P機の大きな特徴は以下の通りです。
★大当り時の最大ラウンド数の変化(16R→10R、出玉払い出し2400個→1500個)
★最大6段階の設定搭載による大当り確率の変化(低確率・高確率状態含む)
★出玉率の厳格化
★封入式パチンコ台が作成可能(台の中で玉を循環させて玉数を管理するシステムで、現状は未登場)
なお、P機の「P」は、封入式を可能とした台の“パーソナルシステム”の頭文字を示したものという説が有力ですが真相は不明。“パチンコ”の頭文字のPといった説など、いくつかの説があります。
また、2018年2月の規則改正以降、さらなる内規改訂によって認められた以下の変更点もP機の特徴と言えます。
★2019年2月内規改訂
確変継続率の上限65%(ループ式の確変割合・ST連チャン率)の撤廃および自由化
★2019年12月内規改訂
・時短システム各種の変更(遊タイム・大当り後の100回転超え時短・大当り抽選と別個の突然時短抽選など、各種搭載可能に)
・大当りリミッターを2種類まで搭載可&一方を全体の10%以上とする
今では広く認知されている「遊タイム」も、P機の大きな特徴のひとつです。とはいえ、同じP機でも登場時期によって準じる規則が異なるため、出玉性能やシステムに違いがある点は覚えておきましょう。
それでは続いて、P機以前の機種にはどういった特徴があったのか、パチンコの歴史とともに振り返ってみましょう。
玉貸し機や台間サンドに100円または500円の硬貨を投入して玉を借り遊技する台。
パチンコの元祖である形態ですが、パチンコ店の脱税行為などが問題視され、以下で説明するCR機が考案および導入されました。
当初のCR機は、一旦販売機でプリペイドカードを購入しカードを台横ユニットに投入して玉を借りる方式だったため、CR機と区別する目的で従来までの機種が現金機と呼ばれるようになったのです。
なお、CR機は確変の搭載が認められていましたが、現金機ではNG。ただし、電チューの開放確率が上昇する小当りの確率変動や時短はOKというのが特徴でした。
そのため、連チャン性はCR機よりも控えめながら、大当り確率が高く(当たりやすく)設定されるのも特徴のひとつ。1990年代中期~後期には、現金機は遊びやすい機種を求めた打ち手に人気のジャンルとなりました(今で言うライトミドルや甘デジに近い存在と言えるでしょう)。
その後、現金機は数が少ないながらもCR機と並列で登場していましたが、2010年を最後に新機種は出ていません。
▲『Aネオビッグシューター』(アムテックス)
前述の通り、プリペイドカードを用いて玉を借りる方式の機種。「CR」の意味には諸説ありますが、カード使用による「CARD READER」の略語が最有力候補です。
その元祖は1992年で、5機種が同時に発表。当初はカード購入の煩わしさや当時の主流が連チャン性のある現金機だったこと、カード設備の導入が高額だったことなどもあり、なかなか導入数が伸びませんでした。
しかし、それまで隆盛を極めていた現金連チャン機が規制されたうえ、確変搭載による高い出玉性能が人気を博し、導入スピードが一気に加速。あっという間にパチンコと言えば“CR機”、“確変”というほどの存在となりました。
>>用語解説シリーズ「確変」についてはコチラで詳しく解説!<<
その後、台間ユニットに直接現金を投入することで「カード購入→玉貸し」と同等の処理を行える形にシステムが進化しました。
進化したその玉貸しシステムは、現行のP機にも受け継がれています。
現金機に替わってパチンコ界の主役となり、多くの機種が登場したCR機ですが、30年弱に渡るその歴史は2018年2月に定められた新基準により終わりを告げます。
実際に新基準機が登場したのは約半年後の2018年8月ですが、それ以降は様々なP機が登場。皆さんもご存じの通り、現行機のP機が隆盛を迎えていくのです。
ちなみに、最後に登場したCR機は2019年11月設置の『CRマッハGoGoGo GP7000』(七匠)となっています。
▲『CRマッハGoGoGo GP7000』
まずは編集部の独断と偏見で、オススメのP機6機種をご紹介します。
『新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~』/ビスティ
『エヴァ』シリーズの第15作目。右打ち中はオール1500個獲得に加え、ST連チャン率約81%と、安定して大量出玉を狙える性能が人気を呼んでいる。また、通常大当り後は100回転の時短が付いてくる点にも要注目。約26.9%で連チャンに期待でき、時短中の大当りは100%ST突入であるため、ユーザーにとって嬉しいポイントだといえる。
『Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン』/SANKYO
ヘソ当りからの3000個獲得や、1500個×継続率約81%が高速で連チャンしていく「覚醒HYPER」は大興奮必至。さらに、信頼度カスタム時のゲーム性も非常に優秀で、レバブルアップカスタムの虜になったプレイヤーは多いはず。
『P Re:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりver.』/大都技研
人気アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」のパチンコ機第2弾。ポキューンの効果音で親しまれる「先バレカスタム」は、この台ならではの魅力といえる。導入後、人気は大爆発し増台するホールが続出した。初当り時は必ず1500個以上の出玉を獲得できるほか、通常時、右打ち中ともに3000個獲得可能なボーナスも搭載している。連チャンゾーン「鬼がかりRUSH」の継続率は約77%。高速消化で破壊力抜群な性能となっている。
『P北斗の拳 暴凶星』/サミー
力の象徴ラオウが主役の同機は、初当りの出玉が1500個or3000個、右打ち中大当りの約50%が3000個の払い出しと、その名に恥じぬ強力な出玉性能を搭載。RUSH中に「特闘」が発生すれば、最大9000個の払い出しが見込める。伝統のセブンフラッシュと共に突入する同演出は、一度は拝みたいプレミアムだ。
『Pゴブリンスレイヤー』/JFJ
RUSH継続率約90%(時短引き戻し込み)+1500個比率30%という強力な右打ち性能を搭載しつつ、消化速度も爆速と爽快感は既存の機種でも随一。初当りもALL1500個と安定感抜群だ。先読みやプレミア発生率がアップする演出カスタムも豊富で、保留入賞時に告知が発生する「先ローリング」は興奮必至。
『Pジューシーハニーハーレム』/サンセイR&D
初当りの約98%は2Rながら、RUSH直行のSUPER HONEY BONUSと合わせた「ジューシーコレクションRUSH」突入率は驚異の約80%と強力。RUSH中の継続率も81%と高く、大当りはすべて1500個獲得と、振り分け負けに落胆する場面が少ない機種となっている。多彩な演出カスタムや、好みの女優を画面に設定できるマイハニー&セカンドハニー設定なども搭載。
次は、現在ホールで稼働している高継続のP機5機種を見てみましょう。
『Pシンデレラブレイド』/JFJ
人気パチスロ機『シンデレラブレイド』シリーズのパチンコ版として、JFJから登場した。連チャンゾーン「おしりペンペンRUSH」は2つの出玉増加区間の総称だ。敵キャラクターのおしりをペンペンする「おしりペンペンタイムBONUS」は、継続率約91%でボーナスが連チャンしていくゲーム性。非継続後は「BATTLE MODE」に移行し、期待度65%のバトルに勝利すれば、再度「おしりペンペンタイムBONUS」へと復帰する。2つの区間を合わせたループ率は、トータルで約97%と現行機屈指の継続率になっているぞ。
『P真バジリスク~甲賀忍法帖~』/メーシー
超人気コンテンツの『バジリスク』シリーズ初となるライトミドル機だ。連チャンゾーン「真セブンラッシュ」の継続率は、驚愕の約96%。2R大当りがメインの出玉となっているが、継続率の高さゆえに平均期待出玉は約5900個と高い。初当り確率1/199.8とは思えないほどの可能性と爆発力を秘めている。
『P世界でいちばん強くなりたい! W悶STAR Ver』/サンセイR&D
『P世界でいちばん強くなりたい!』の甘デジバージョン。本機は、約90%継続の「悶STARラッシュ」と95.4%継続の「W悶STARラッシュ」、2種類の連チャンゾーンを搭載している。特に上位のW悶STARラッシュにおいては、4.6%の非継続大当り後も下位の悶STARラッシュへ突入するため、その破壊力はまさにモンスター級だ。P機の特徴のひとつである遊タイムも搭載されていて、発動した際は上位RUSH突入が濃厚となるのも嬉しいポイントだろう。
『P大工の源さん 超韋駄天 BLACK』/三洋
P機で一時代を築いた高継続機『P大工の源さん 超韋駄天』が、より攻撃的に進化したスペックで登場した。連チャンゾーン「超源RUSH」の突入率が約50.2%に下がった代わりに、大当り時の出玉振分けを強化。RUSH突入時は約1500個+連チャン濃厚の状態からスタートし、右打ち中の大当りは15%で1500個獲得となっている。継続率は前作と同じ約93%を誇る。
『P009 RE:CYBORG ACCELERATOR EDITION』/ニューギン
ニューギンの人気タイアップ機、『RE:CYBORG』のライトミドルスペック。継続率約90%の連チャンゾーン「加速RUSH」へは、時短100回転中の大当りから突入となるのがメインルートだ。加速RUSH前半90回転の「ATTACK ZONE」は、高速消化×即当りメインのゲーム性で、高継続に加え爽快感抜群の仕上がりになっている。
さらに、P機の中でもボーダーの甘い5機種をピックアップしました。
『Pフィーバーダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』/SANKYO
人気アニメ作品とのタイアップ機。ボーダーは現行機トップの13.6だが、スタートチャッカ―に入賞させるにはヘソ通過後のクルーン役物を突破する必要がある。クルーンの穴は2/3がスタートチャッカ―へと通じている仕組みだ。1回転が重い分、「GOLD RUSH(確変)」突入率は75%、期待出玉は約5800個と出玉性能はかなり安定している。また、通常大当り後も時短120回転が必ずついてくる点は本機の強みだ。
『P牙狼GOLD IMPACT』/サンセイR&D
パチンコファンから長く支持されている『牙狼』シリーズの第10作目。過去作にも優秀な機種は多いが、今作のボーダーは16.6と破格の数値に。1/319のミドル機となってからは、牙狼シリーズの中で1番甘い機種といえるだろう。出玉面は通常時、右打ち問わずオール1500個獲得。連チャンゾーン「魔戒CHANCE」は、継続率81%と非の打ち所がないスペックになっている。
『Pフィーバー戦記絶唱シンフォギア3黄金絶唱』/SANKYO
基本的なゲーム性は過去作を踏襲しているが、ヘソ当りからのRUSH直行と爆発トリガー「70億の絶唱FEVER」が搭載された影響もあり、シリーズで1番低い17.3というボーダーになっている。連チャンゾーン「シンフォギアチャンス黄金」の突入率は、直行も含めると約63%。時短250回転の振分けや、10R大当りの一部で突入する「70億の絶唱FEVER」もあわせると、実質の継続率は約82%を誇る。ライトミドル機ながら一撃2万発overも十分に狙えるスペックだ。
『P真・花の慶次3』/ニューギン
初代『真・花の慶次』のスペックを踏襲したマシン。ST「真・傾奇RUSH」への突入率は時短の引き戻し込みで約67.5%、連チャン率は約83.3%と隙のない性能が特徴だ。右打ち中の大当りは80%が約1500個獲得となっているため、出玉面も大いに期待できる。ボーダーが17.4と優秀なのも納得のスペックだろう。
『Pゴジラ対エヴァンゲリオン~G細胞覚醒~』/ビスティ
ゴジラとエヴァ、人気コンテンツ同士が異色のタッグを組んだ本機種は、ボーダー17.1とかなり甘い部類。初当り時の約50.5%が約3000個獲得(10R×2回)+連チャンゾーン突入と、ロケットスタートも十分に狙えるスペックだ。連チャンゾーンの「超G覚醒バトル」においても、トータル継続率約81%、大当りは全て1500個獲得と高い性能を誇る。
2018年2月に新基準が定められ、それ以降に登場したパチンコ台を表す「P機」。
設定搭載や最大ラウンド数の変化、遊タイムの搭載など、P機が登場してからもすでに様々な変化が起こっています。その結果、P機以前の機種と比較してみると、厳しくなった点・緩和された点の両方があるものの、ゲーム性は総じて豊かになったと言えるでしょう。
加えて、現在では類稀なる継続率と消化スピードをあわせ持った台が多数存在するうえに、多彩なデジタルアクションで打ち手を楽しませてくれる台もどんどん登場しています。
それゆえ、“P機時代”はパチンコ大ブームの可能性を秘めていると言っても過言ではありません。
この流れに乗り遅れることなく、ぱちタウンの機種ページで気になる機種情報をチェックしながら、ホールで様々なP機を打ってみてくださいね!
スマパチについても下記にて詳しく説明していますので、是非参考にしてもらえれば幸いです。
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