開始4時間で大5枚目の処方箋
記事一覧へ公開日: 2022/10/14
開始4時間で大5枚目をサンドに突っ込んだとしましょう。そのとき皆様はどんなことを考えるでしょうか。ただただクソッタレなのか、それとも早く当たれバカなのか、中には都合のいい女を呼び出して乱暴に抱いてやろう、あ、でも生理だったらどうしよう、まあ風呂場でヤレば問題ないかという方もいるでしょう。以前の私であれば千円10回のウルトラマンティガの釘の写真をスマホで撮影してそのまま最寄りの警察に駆け込んでいたことでしょう…というのは、すみません嘘です。スロットコーナーで歩き立ちションベンしている自らの姿を頭に思い描き溜飲を下げていましたが、年齢を重ねて少し丸くなったのか、それとも負け過ぎて悟りの境地に達したのか、正直、獣神サンダー・ライガー以上に怒ることはなくなりました。
※昔は穏やかだったのに最近は出ないとすぐキレます。以前、激ギレしてGODをフリー打ちで揃えてました。
先日、ハードボイルドを打ちました。企画的に絶対に負けられぬ戦いだったので普段は絶対に見ない晒し屋のツイッターを見てホールを選び、データをしっかり見て勝負台を選び、朝イチから打ち始めたところ開始4時間で大5枚目。ハードボイルドの出玉性能に鑑みて一撃で取り返すことはもはや不可能に近いというか、仮にもし取り返せたとしてもそれはロンドンや新潟の青空くらいレアなことなので、もう怒りというよりは諦め、完全にアキラメ100%でした。無条件降伏、玉音放送、お手上げ、ギブアップ大西、そんな悲しい言葉がいくつも頭を過りましたが、10万負けも厭わないとアジよりも潔く開き直ったのが良かったのか、そのあと少し出まして最終的には2万負け、収支的には助かったというのが正直なところです。
※色々諦めた人の表情ってこんな感じでしょうか。念のため言っておくと刑務所に面会に行ったわけではありません。
しかし、わざわざバスに乗って錦糸町のホールまで出向いて、勝負台も慎重すぎるくらい慎重に選んで、結果、高設定らしきは一台もなかったのですから負け額以上に負けた気がします。なにかこう、釈然としないというか心が晴れないというか、名状し難い負の感情を抱えたまま、タクシーで家に帰るのは如何なものかと。色々反省すべき点もあるし、じっくり考えることもあるだろうしと、およそ1時間の道のりを歩いて帰ることにしたのですが、途中、この看板を見つけて負けが全部チャラになったは言い過ぎにしても、かなり癒されたのは事実なので歩きを選んだのはある意味正解だったなと。
※セット打法とか小役抜きとか、起訴スレスレの攻略法を売っている会社ではないと思います。
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