外野席

　最近、『北斗の拳』を頻繁に打っています。のっけからこう書くと、おいおいネットで調べりゃすぐ分かる情報を偉そうに解説するつもりか。こう思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、皆様、一体私を誰だとお思いか。スロライターを名乗ってはいるものの、その実、スロにまつわることを書くのは年に一度ないし二度。そんな私が状態移行抽選について語ったり、設定推測について解説したりというのはまずもってあり得ない、なんでも言うことを聞く後輩を模範囚と呼ぶくらいあり得ない話だというか、逆に私の隣に座って教えて欲しいくらいです。模範囚のようにハイハイ言うこと聞きますので。

※クソがっ

　私が言いたいのはそういうことではなく連続して単発を食らった際の「クソがっ」に対する反応。エックスに怒りのポストをすると、ロケットランチャー用意しますとか、ヤンキーターン呼んでぶっ飛ばしてもらいましょうといった心温まるリプライが飛んできて、いつもそれを見て深呼吸したり、溜飲を下げたり、時にはクスリと笑わせてもらったりしているのですが、昔から私を知る方々にしてみれば、これはもうお約束。要は盛り上げる立場にあるはずのアーティストがオーディエンスに向かって「盛り上がっていますか」と投げ掛け、それに対してあまり深く考えもせずに「イエーーイ」と返す、コールレスポンスみたいなものだと思って頂いて差し支えありません。

※ヤンキーターン

　ただ、最近になって私のことを知った、私のことをよく知らないという方にしてみれば、その「クソがっ」がマジなのかネタなのか分からないので「あの野郎、北斗のことを悪く言いやがって」とか「薄毛クソジジイ、フザケンナ」とか思う方もいるやも知れません。ただ、そういう方々に対して反論する気はありませんし、なにかコメントをするようなこともありません。何故なら『北斗』のことを核兵器、パクチー、和式便所と同等、或いはそれ以上に嫌いだったらこう頻繁には打たないし、名前すら出さないからです。無論、サミーの開発チームに怒られたら菓子折り持って謝りに行きますが。

※何度見てもクソがっ

　表面だけ、切り取った部分だけを見て全部分かった気になったり、物事の善悪を判断したりするのはやや早計。無論、だからと言って深く掘り下げる必要も正直ないように思いますが、自分が損益を被らぬ他人事に対してはもう少し寛大でもいいのではないか、もう少し無関心でもいいのではないか。当事者であるにもかかわらず、今回も例によって心ないヤジがバンバン飛び交う外野席の三階スタンドからぼんやり眺めていた私はそう思うのです。

※米中首脳会談のバイデン大統領と習近平国家主席をイメージしました。