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花より団子

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公開日: 2014/09/11

液晶をはじめて搭載したゲゲゲの鬼太郎が出た当初はパチスロに液晶なんかいらないと、随分生意気なことを抜かしておりましたが、もう液晶なしでは打てません。生きてもいけません。

 

というか、本当はゲゲゲの鬼太郎が出たときも液晶搭載機を開発した人に一杯ご馳走したい、ノーベル賞を差しあげたいと思っていたんですが、当時はそれを言うと「コイツ、スロ分かってないな」みたいな風潮があったので、心の中でいいね!をクリックしつつも、スロ仲間の前では絶対にいらないと言っていたのです。今思うと反骨心を美徳とするどっかの売れないパンクロッカーみたいです。

 

空に太陽があるように、便所に花があるように、東横インに絵画があるように、パチスロに液晶はあって然るべき。いや、必要不可欠な存在だと言っても決して過言ではないと思うのですが、華やかさという意味ではやはりプレミアム演出に勝るものはないと思います。

俺は原作を知らないのでこれがなにを意味するのかはサッパリ理解できません。家族狩りの最終回よりも感動的なシーンなのか、それとも清水健太郎がチュウシャ違反で捕まるくらい笑えるシーンなのか。そのあたりは分かりかねますが、そうそう出ませんからね。恐らくはプレミアム演出なのでしょう。

 

原作の世界観をぶち壊しているであろうプレミアム演出もあります。個人的にはアリだと思うのですが、原作の熱狂的なファンにしてみれば恐らく株主総会に殴り込み、或いは本社前で座り込みするレベルなのではないかと。というか、そもそも原哲夫先生がこの事実を知っているのかどうか。その点が気になって仕方ありません。

 

約9万6千分の1の確率でしか拝めぬ通常時の天授はプレミアムモルツ以上のプレミアム。矢沢永吉がワイングラスを用意してもおかしくない確率であり、冒頭で流れるムービーには原作を知らぬこの私も大いに感動しましたが、如何せん、2連でジエンドですからね。液晶画面に+50Gと表示されたときには思わずこう吐き捨てましたよ。俺の感動を返せ、このクソッタレと。

 

詰まるところ、どのプレミアム演出もひとつの演出として観た場合の感動の度合いはそこそこなのですが、残念ながら、その感動は景品に交換できませんからね。そう考えるとやはり花より団子。これこそが真のプレミアム演出ではないかと思うわけです。

 

 

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