
公開日: 2025/09/19
どこへ行ってもつい大盛を頼んでしまうのは若い頃のクセが抜けないから。実際、大盛を無理して食べて空ゲボを催さなかったことはありませんし、胃薬を飲まずに眠れたこともありません。もう歳なのでしょう。なので、最近はガッツリ行かずにつまむ程度。そう、メシも演者もつまみ食いくらいがちょうどいいと考えています。
※証拠写真
五十二歳になってなおカレーうどんをおかずにざるそば二枚を平らげる中武先輩はバケモノ。あれはもう、頼みの綱が頼みのツナに、消毒液がショートケーキに勝手に脳内変換されてしまう食欲のバケモノですからまったく参考になりませんが、普通の五十代はどちらかと言うと量でなく数。多くの料理をちょっとずつ食べたいという方がマジョリティではないかと。懐石料理やハレンチ、もといフレンチのような感じと言えばわかりやすいでしょうか。
※良く食うなあ
実は私、昔からイカが大好きで函館朝市の生け簀にいるイカをひとりで全部食べたいとかなり本気で思っていました。ただ、先ほども申しましたように最近あまり量は食べられなくなっているので居酒屋などに行くとイカ刺しにするか、イカフライにするか、はたまた女子大生よろしくイカ焼きにするか、とても迷ってしまうのです。無論、全部頼んで少しずつ食べればいいとのご意見もありましょうが、イカだけで腹を満たすというのは、体力がないから朝昼晩と三食、スタミナ定食を食えというのと同様、あり得ない。私はイカだけでなく肉とか野菜とか霞とか、他のものも少しずつ食べて腹を満たしたいのです。
※東日本イチ、カレーが似合うスロライター
目が黒々としていて胴体部分に中武先輩程度の膨らみがあれば新鮮なので刺身、目が最低設定の『からくりサーカス』に十万入れている人と同じで収容所の捕虜くらい痩せていればあまり新鮮ではないので火を通したものがいいのですが、捌く前のイカを見せてくれる店は多くありません。先日、訪れた海鮮居酒屋も多分に違わず見ることはできなかったため、カウンター席でどれにしようかと悩んでいたところ、大将らしき人が「どれも美味しいから安心して」と。なるほど、イカだけに味のほうはお墨付きということですか。
ライター・タレントランキング