公開日: 2025/12/26
多くの企業は今日で仕事納め。明日からは毎年恒例の帰省ラッシュが始まります。東京駅や羽田空港は大混雑。くだりの新幹線と飛行機の乗車率は年明けに出る『ハナビ』同様100%と、まだ仕事を納められず明日静岡、明後日名古屋に行かねばならぬ私としてはため息しか出ないのですが、そういうことを言うと地方から東京に出てきて働いている方々、東京都の税収を支えてくれている方々に怒られるので出るのはため息ではなくやる気、元気、狂気ということにしておきます。

※気合入れてオシャレして帰省する人が多いとの印象。
私は父親も母親も、なんなら親族も全員東京なので帰省する先がありません。今はお盆と正月のガランとした東京が好きなのでむしろそれでよかったと思っていますが、幼い頃は決してそうではありませんでした。盆暮れ正月に田舎に帰省する友人がうらやましくて仕方なかったですし、その友人が田舎で捕まえた野生のカブトムシがどうしても欲しくて私がデパートの屋上で買ったもやしっ子カブトムシとこっそりすり替えたという話は以前ここでも書いたと思いますが、どうやらそうした田舎への憧れは息子も抱いているようで、先ほども「俺も一度くらい帰省してみたいよ」とチクリ言われました。もう大人も大人、二十三歳の社会人なのに。

※BGMはUAの会いに行こう。
旅好きというのもありましょう。私は仕事で地方に行くことが多い上、無駄な前乗りというか、厳密には懲罰房みたいなビジネスホテルは地獄だと考えているので、なるべく現地での滞在時間を短くしようと最終便、或いは始発を利用するのですが、息子はさにあらず。その土地の史跡名所を見て回ったり、美味いものを食べたり、標準語でスケベなギャルを口説き落としたいとでも思っているのでしょう。地方に対する憧れは幼い頃の私以上と言えます。
「俺が結婚して家族ができても帰省できないのか」
こればかりは仕方ない、地方出身の女性と結婚するほかないといった感じですが、今年二十三歳、立派な社会人であるにもかかわらず、いまだに実家暮らし、そのくせ家には一円も入れず、スマホ料金も私に支払わせているのですから、もうキセイはいいだろうとの思いはあります。それでは皆様、よいお年を。

※今年も大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。
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