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塾長

キンパル先生

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公開日: 2016/04/13

 もう10年以上前の話になりますが、俺、パチスロ必勝ガイドで火中の栗拾い実戦という連載を2年くらいやっていました。内容は至ってシンプルで500G超えのキンパルを当たるまで打ってボーナス後は128Gヤメを徹底するというものなのですが、実のところ、この立ち回りは理論上、設定1でも浮きが出るのです。多分。そうと聞いたら打たぬわけにはいきませんから近場はもちろんのこと、埼玉や千葉、群馬、栃木、モナコ共和国あたりにまで500G超えのキンパルを探しに行っていたのですが、そんなことを毎月やっていたら、いつからか俺はキンパル先生と呼ばれていました。だからなんだって話ですが。

 先日、新しいキンパルを打ちました。本当はバジかゲッターが打ちたかったのですが、キンパル先生が打たずに誰が打つという変な使命感に駆られ、朝イチ台をとりあえず打ってみたところ、リセットでしょうか。126Gでバケを引きまして、そこからバケ、ビッグ、バケ、バケと5連チャン。ビッグは僅か1回なのでコインはまるで増えていません。まどマギじゃないけど、オバケ屋敷かよ~と言いたくなりました。というか、どこかにロケットランチャーがないか、必死で探しました。

 次の当りは512G。終了画面でカエルが3匹残ったので通常B濃厚です。当りさえ射止めれば次回天国の可能性中なのでとりあえず一蓮托生を決め必死こいてぶん回したところ、次の当りはやや深めの825G。一瞬、意識が遠のきましたが、連チャンの期待中ですからね。鼻息荒くレバーを叩き続けたら来ました。遂に来ました。今日も平常運行、ダイヤに乱れなしです。

 結局、このあと512G回してマイナス52本で実戦終了。「キンパル先生なのになにやってんだ!」との声が西新宿や西明石あたりからも聞こえてきそうですが、俺、大事なことを忘れていました。初代も今作も仕様に関してはそこそこ詳しいつもりです。だからキンパル先生なのですが、収支のほうは2年間の火中の栗拾い実戦で100万近く、プライベートでも100万近く負けていたことをすっかり忘れていました。はい、おしまい。

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