アンタの実力はその程度

　ビッグ中のビタ押しは中のリプ☆☆でなく右の枠下青7でも左の☆リプ☆でもいいことが発覚したディスクアップですが、個人的にはどこを押しても難易度は変わらないように思います。とりわけ、俺だけがワカチコワカチコと呼んでいるスベリ予告音発生時は基本的に左の☆リプ☆を狙いますから、慣れている分、むしろそちらのほうが成功率は上がるんじゃないかくらいに思っています。

　ただ、ミスはバンバンします。特にここ最近は時間が経つにつれミスを連発する傾向にあるので収録はミスが少ない午前中の2時間ないし3時間に限定できないものかとかなり本気で考えていますが、どうやらそれは俺に限った話ではない模様。厚労省によると高齢者ほどその傾向が強く見られるとの調査結果が出ているようです。どうでもいいけど早く年金生活したいなあ。

　リールが止まって見える目押しの神様、中武先生やボールが止まって見える打撃の神様、川上哲治クラスのビタ押しストならまだしも、俺程度の目押しレベルで他人の目押しをとやかく言う筋合いはありません。いや、そもそも他人の目押しなどまったく興味ありませんし、見たいとも思いませんし、むしろ隣が同色ビッグを引いたら1、2、3、4、プレッシャーを掛けぬようトイレに行く優しさも持ち合わせていますが、どうにも腑に落ちないことがひとつ。それはなにかと言うとビタ押しをミスったときのリアクションです。

　俺も含め、ほとんどの打ち手は何事もなかったかのように淡々とレバーを叩きます。無論、そこにキャメラがあればクソッタレとかカメラを止めるなとか、それくらいのことは言いますが、プライベートでは本当に悔しいとき、即ちミスを予測できたにもかかわらず手が止まらなかったときに小さく天を仰ぐくらいです。

　そう、だから分からないのです。ビタ押しをミスるたびに首を傾げる打ち手の心境が分からないのです。これはあくまでも俺の推測ですが、この手の打ち手は「俺は普段こんなもんじゃない、もっと上手いんだ」という意識がどこかにあって知らず知らずの内に首を傾げてしまうのではないかと思うのです。いやいや、違いますよと。アンタの実力はその程度ですよと。目の前にある現実をしかと受け止めましょうよといつも喉元まで出掛るのですが、先にも申し上げたように俺は他人にまったく興味がないので、それを言ったことは今のところありません。