とりあえず選挙に行こう

　政治、宗教、野球の話は絶対にするなとサラリーマンをやっていた頃、上司に口うるさく言われていたからでしょうか。政治の話をするのはあまり好きじゃないというか、色々な思想をお持ちの方がいらっしゃるので、公の場でするべきではないというのが俺の持論ですが、だからといって政治に関心がないわけではありません。むしろ関心は人並み以上にあるほうだと思います。

　それ故、俺の中で選挙に行かないという選択肢はありません。区議選も都議選も衆院選も参院選も、なんなら選抜総選挙だって行きますよというのは、すみません、嘘です。選抜総選挙は行きませんが、正直、俺が選挙に行くことでなにかが変わるなどとは毛頭思っていません。なにかが変わったらいいなくらいの感覚、要は絶対に勝つではなく勝てたらいいな、晴れたらいいな、ドリカムみたいな感覚です。って、ちょっと自分でもなに言ってんだかよく分からないけど。

　選挙に行けばそれ相応のメリットは多分あります。しっかり意志表示ができる人だと周囲はともかく俺は思いますし、ちゃんとしている人だなと認識されて、それまで通らなかったジャルカードの審査に通るかも知れませんし、もしかしたらお気に入りのキャバ嬢の見る目が変わるかも知れません。また、国政選挙は即日開票、誰かに票を投じていればテレビの選挙速報をより熱く観ることができるというメリットもあります。馬券や舟券を買ったレースと買わなかったレースとでは熱の入り方が違いますよね、そんな感じだと考えて頂いて差し支えありません。

　付き合いもあるでしょう。この候補者に当選してもらわないと仕事が上手く回らないという方もいるでしょう。また支持政党が決まっているという方もいるでしょう。だからそのあたりについてとやかく言うつもりはありません。俺が言いたいのはとりあえず選挙に行きましょう、選挙に行って自らの意思表示をしましょうという点。とりわけ、今回の参院選ではパチ打ち、スロ打ちのみなさんが考える「なにかが変わったらいいな」は投票する先によって現実になる可能性も大いにあるとのこと。大丈夫、投票所に寄ってからでもディスクアップのカド台は万年設定1なんで間に合いますって。