第102回 タバコを好きなだけ買える喜びは最高の贅沢
記事一覧へ公開日: 2020/04/10
やぁやぁどーもケンタブリトニーだぉ。
早いものであっという間に3月が終わり、気づけばもう4月となりましたね。
パチンカスの頭っていうのは非常に単純なもので、やれ1月になれば
「年が変わったから今年はヒキが変わるぞ!」
とか思ってしまうことが多いのですな。
かくいう僕もその1人。
ハイ。去年と同じように絶賛負け続けてますね。
元々25歳くらいまでは、運のみで生きてきたタイプのケンタ中年。
そりゃあね、ずっとツキ続けていたら今ごろ、家なんか買えてますよ。
前回も話したとおり、去年、僕自身の年収はまさかの赤字。
社会人になってから初めてアルバイトをしましたからね。
このアルバイトがまたキツかった。
元々はケンタッキーで8年バイトをしていて、デリバリーもしていたケンタ中年。
お店が暇な時は、今はなき「ジャイロ」に乗ってポスティングまでしてました。
思い返せばバイトをしていたのがもう20年も前の話。
当時したことを今さら時効だ、なんて言葉で片づけるのはあれですが、まぁ20年前はめちゃくちゃでした。
ポスティングするジャイロは不正改造をしており、絶対に50キロ以上出ないジャイロが70キロ出せるようなってましたからね。
カーブを曲がる時に三輪ジャイロの後輪を浮かせて、ドリフトキングを気取ったりしてね。
なんならポスティング中にくわえタバコ、道が混んでる時は歩道を爆走など、今の時代だったら確実にバカッターで炎上もののポスティングをしてましてね。
そんな記憶があり、ポスティングは心を無にして配るだけで楽勝。
なんてことを思って登録したら、これがまさに生き地獄。
今も昔もチラシを配らずに捨てたことなどなく、ちゃんと配ってましたが、つまるところポスティングは、仕事中に堂々とタバコが吸えて、バイクを運転してるから楽しかったワケですね。
故にチラシを投函するのが楽しかったワケじゃないってことを初日に思い出させられましたね。
見知らぬ人と事務所に集合して8人乗りのハイエースに相乗りさせられ、見知らぬ土地まで送られ、決められた区画でポスティングをする。
もちろんハイエースはあいのり仕様のピンクの楽しいハイエースではなく、サスが固く凸凹道だと本当におしりが死んでしまう地獄の仕様。
当然仕事中にタバコも吸えず、毎回参加するメンバーが違うために、極度の人見知りなケンタ中年は、誰にも話しかけることができず、お昼もタバコが吸えるコンビニで1人モグモグ食べる。
今書いていても、本当に人生のどん底真っ只中だったと思うし、DMMのブログを書いているメンバーで、去年そんな経験した人はいないんじゃないでしょうか。
そんな状況から良くもまぁ凱旋の天井を目指せるまで、国家予算が復活したななんて思いますね。
今現在、自由に外出ができなくなってる日本ですが、その先駆けで当時はでかけられませんでしたね。
まぁ僕の場合、単純にお金がない問題で出られなかっただけですけどね。
お金持ってるなと思える基準が、「タバコを好きな時に買えて好きなだけ吸う」なケンタ中年は、当時小銭を握りしめ、何度も何度も次の仕事までの期間を計算してました。
なぜなら逆算して1日何本吸えるかを確認しないと、タバコが吸えなくなってしまうから。
さらに困るのが、仕事に行くためのガソリン代。
ガソリンを小銭で給油できるところはなかなかなく、困った場合はサミットに行ってました。
サミットの無人レジは、お金を支払いより多く入れると、お釣りとして小銭ではなくお札で帰ってくるというシステムに気づきました。
もしガソリン代が小銭しかなかった場合は、一旦サミットで1000円に変えてから、400円分だけガソリンを入れ、残りのお釣り600円でタバコを買い、仕事に向かうという生活を続けてました。
ちなみにこれ、学生時代の話とかじゃなく、2019年、去年の話ですからね。
そんなすべての生活をタバコに捧げてきたケンタ中年ですが、2020年4月から、ついにパチンコ屋さんで打ちながらタバコが吸えなくなる事態に。
リーチ目だして一服。
熱いリーチがきたらワクワクしながら一服。
流れを変えるための一服。
打ち出す前の心を落ちつかせるための一服。
これらがもうできなくなります。
今までそういう熱い瞬間にニコチンを体に入れる行為、通称「ニコる」が1回離席しないとできないんですよ。
もちろん、昨今の日本の状況を考えたら、そうなる流れは納得だし、決まったことに対して、打ちながら吸わせろ! なんていまさら言いません。
でも単純に寂しい限り。
そこまで規制するのなら、最後に収録で「最高の一服」と称して、思い思いの最高のニコる瞬間をみんなで採点する番組やりたかったのに、企画は出していたけども3月の日本は有象無象のパニックで当然お蔵入りに。
Gストップで7やSが揃った時のニコる。
HANABIでリーチ目出た時にニコる。
エアバイブ出た時にニコる。
など、最高の一服を皆で共有し、ニコチンの数で競う番組なんて、喫煙者には鬼のように刺さりそうじゃないですか?
「この一服はマルメンライトだね!」
とか
「この一服は至高の一服! ピース缶!!」
「これの一服はピアニッシモだね!」
とか言いあうの最高じゃないですか。
でも、一部ホールでは、加熱式タバコでそれができるとのことで、いつか日本が元気になったらしたいところですね。
ちなみに、この喫煙ルールは、ホールだけじゃなく飲食店も同様とのこと。
全然ブログの文章が浮かばない時や、台本が進まない時は、良くドラマとか漫画でみる喫茶店で書いてみたりして、自分自身を奮い立たせていたケンタ中年。
このコラムを書いてる3月31日に、感謝の意味と月に2回以上更新しなければ、またポスティング生活が始まるという危機感のために喫茶店に行ったところ、
3月からもう喫茶ブースができており、人生最後の喫茶店でニコることはできませんでした。
ただひとつだけ収穫がありまして、いつもよりこのブログ執筆作業が進む進む。
目の前にぶら下げた人参ではございませんが、ペンが走っている最中は集中力を削る気がして、喫煙ブースに行く行為が減り、ニコることを体が拒否するんですな。
しかもこのブログ執筆が終われば、タバコで言ったら「ガラム」レベルの最高点が出る一服のニコるが待ってるんですな。
そう考えたら、今こうやって何もできなくて家でじっとしている期間も、いつか外出できるようになったら凄まじい楽しさが待っているんじゃないかと思ってしまうのです。
空腹は最高のスパイス、ではないですがとりあえず今は我慢して、またエンターテインメントできる日を待ちましょ!
ヨシ! タバコ吸いにいくぞ!
続
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