九州弁

武田鉄矢さんや陣内孝則さんなどテレビで九州弁を喋る芸能人は数多くいらっしゃいますが、なぜでしょうか、テレビでそれを聞くとどうしてもわざとらしく聞こえてしまいます。彼らが九州出身であることは周知の事実であり、そこから出てくる九州弁は間違いなくホンモノであるにもかかわらず。

かくいう僕も、現在出演中の『福岡レバーオン』という番組の中で慣れ親しんだ九州弁を喋ることがあるのですが、やはりこれもオンエアを見ると自分自身で違和感を覚えるのです。あれ? こんなイントネーションで喋ってたっけ？ と。

このままではいけない。全国の皆さんに九州弁が間違って伝わってしまう。

そんなことを思いながら、福岡県にて先頃導入された海物語 in JAPANを打っておりましたら、信じられない光景が飛び込んできました。

この機種は日本全国を8つの地方にわけて、その土地ならではのご当地魚群やラウンド曲が搭載してあります。 その中で、九州弁verの歌詞を一部抜粋しますと

「駆け出してくたい天神」

「見つけに行くけん屋台の街へ」

「みんな歌おば（よかよ〜）」

「明太子がジャンプ（なんごと!）」

「バリ凄か夢ば描こう!」

といった具合なのですが、何なんでしょうか、この九州弁は。

百歩譲って天神（福岡の中心街）に駆け出していくのはいいとしても、歌おばなんて言葉は九州どころか福岡の人も使わないですし、なんごとなんて聞いたことすらありません。実際に明太子がジャンプしたら、ビックリしすぎて「なんごと!」と言ってしまうのかもしれませんが。

まぁ、これはもう九州弁が間違って伝わっているとかイントネーション云々ではなく、完全に笑わせにきているとしか思えないんですけどね。

ちゃんと使わんば、九州弁。