暮れの挨拶

どんなに状況がキツかろうとも、どんなに投資が嵩もうとも、収録や来店実戦など仕事でパチスロを打っている場合は当然ながら帰るわけにはいきません。

朝から仮天どころかリセット天井を葛西のK点越えばりに軽々と越えてしまった凱旋で初っ端からマイナス6万、さっきまで初当りの軽かった凱旋がいきなりハマってマイナス3万、さすがに9万はそうそうないとはいえ、このような展開になれば昼休憩を待たずして大量の諭吉を失うことも珍しくないわけで、こういう時に何度も救ってくれたのがハナビでした。

ハナビで多額の借金を返すことはできません。高設定を閉店までブン回したならその可能性もなくはないですが、そんな台が都合よく空いているはずもなく、そもそもハナビに向かった時点で借金完済はある程度諦めており、その目的はこれ以上の負債を抱えないことにあるわけですから、チャラで御の字プラスは万々歳といった具合なわけで、実戦終了間際にビッグが連チャンなんてしてくれた日にはまるで勝ったかのような気持ちになれるものです。

もちろん朝イチからハナビに向かうこともあります。毎日カツ丼ばかり食べていたら胃がもたれ、たまにはかけ蕎麦などの優しいモノが欲しくなるように、毎回毎回凱旋ハーデスなどに荒い勝負を挑んでいたらそりゃ疲れてきますし、今日はまったりいきたいな、昨日の負けをまだ引きずっているなという時はもたれきった胃をハナビでほぐします。

この時期になると、行く先々で必ずといっていいほど「今年No.1の機種は何ですか?」といった質問を受けるのですが、かような理由から、僕のNo.1はブッチギリでハナビ。ハナビかソフトバンクというくらい、2位に大差をつけての1位です。

たまにリプレイはずしもミスるし通常時はスタンダードな暖簾狙いしかしないけれど、それでもやっぱりどこからでも打てる、気兼ねなく打てるっていうのはハナビの大きな魅力なわけで、こういう機種が来年も登場してほしいなと、あわよくば大花火なんて出てくれたら最高だなといったところで、皆様、今年も一年お世話になりました。

来年もよろしくお願い致します。