カラオケ

カラオケに行って、甲賀忍法帖を歌われるとゲンナリします。おいおい、それはパチスロを打っていて流れるからこそ興奮するのであって、カラオケで聴かせるようなモンじゃないんだよ、と。

継続が確定すれば愛をとりもどせが流れ、上乗せが100G以上潜っていれば操が歌ったりと、ことパチスロに関してはボーカル付きのBGMが流れる場面というのは何かしらの意味合いを含んでいることが多く、だからこそ打ち手はその曲に特別な想いを抱くのではないでしょうか。

もちろん、この「特別な想い」を思い出してテンションを上げるべく車内やiPhoneのBGMをパチスロ関連の曲にするという気持ちはわからなくもないのですが、僕はこれらのBGMは「パチスロから流れることに意味がある」と思っておりますゆえ、できればそれ以外では聴きたくないというのが本音です。

ですから、冒頭で述べたように、甲賀忍法帖に限らずパチスロ関連の曲をカラオケなんかで歌われるとゲンナリするわけであります。

ただ、ウルトラマンの曲だけは特別。

10代の頃はスーツアクターとしてステージに立ち、数々のウルトラヒーローのBGMをバックに怪獣達と戦ってきましたから、この曲だけはどこで聴こうともテンションが上がるのです。

これまでも数々のウルトラマンシリーズがパチンコ・パチスロ化され、大当り中やボーナス中なんかにはそのヒーローのテーマ曲が流れるという仕様がほとんどでしたが、先頃、七匠からリリースされた『パチスロ ウルトラマン』も御多分に洩れず、ビッグ中にはウルトラマンのテーマ曲が流れ、特定条件を満たせばウルトラマンタロウやウルトラセブンのテーマ曲まで聴くことができます。

もうね、こんなんテンション上がりまくりですよ。ボーナスタイプゆえにテーマ曲が流れる条件も易しいですし、あまつさえ連チャンをかませばセブンやタロウも駆けつけてくれるんですから。そりゃ打ったあとにカラオケ行ったら歌っちゃうよね、ウルトラマンシリーズ。

がしかし、ウルトラマンにここまでの思い入れがあるのは恐らくこの業界では僕一人だけ。カラオケの履歴をウルトラマンシリーズで埋め尽くしてしまったら、甲賀忍法帖を歌うよりも皆からゲンナリされることでしょう。