生き物
記事一覧へ公開日: 2016/07/25
ハナは生き物である。
これはかの有名なハナリスト、ウシオさんの言葉であり、ハナに関しては多少の経験値がある僕も、いやいやまっことその通りとしか言えない、まさに核心をついた言葉であると思っています。
ボーナスタイプで勝利を目指すならば設定という概念は無視できないわけですが、ことハナに関しては設定など二の次。目に見える数値だけにとらわれていては、攻め時やヤメ時を見失い、何千枚とあったコインがペロリとノマれたり、何千枚のカマを掘られたりということが日常茶飯事になるでしょう。
ハナは全国的に生息していますが、とりわけ東海地方では他の地域に比べてハナの活動が盛んなため、この辺りで打つことがあれば朝からハナに向かうことも少なくはありません。
これまで、朝から閉店まで打ち切ってボーナス確率が設定8クラスの台が実は設定3だったり、朝からストレート2万負けで捨てた台が設定6だったりということも多々あり、まぁそれくらいはハナに限らず他のパチスロでも起こり得ることなのですが、ハナは生き物ですから、たまに我々スロッターを嘲笑うかのような動きをします。
先日も、朝イチ200ゲームちょいで捨ててあるハナがありまして、他にめぼしい台もなかったものですからとりあえず300Gまで…と打ち始めたところ300G丁度でベルが揃い、その時ピンときたんです。あ、このハナは僕にヤメないでほしいんだな、と。
すると案の定、302Gでチカリンコ。もしも300Gでベルが揃っていなければ僕はヤメていたでしょうから、この時はまだ「このハナは僕に気があるのでは…?」と思っていました。
その後、なんとハナ連(87G以内での連チャン)を8連もカマし、AT機顔負けの出玉増加速度で1500枚を超えるコインを得たわけですが、ハナ連が終わって100Gを過ぎた時に、またもや僕はピンときたわけです。ヤメ時は今だ、と。
とはいえ、この日は仕事で打っていたため、定時に達する前にヤメて帰るわけにはいきません。しかも二箱ものコインを持って台移動をするのも忍びないものですから、ヤメ時だとわかっていながらも仕方なく続行しました。ちなみにこの時、ボーナス合算出現率は約1/80。ビッグとバケの割合も丁度良い塩梅でしたので、ハタから見れば高設定間違いナシといったところでしょう。
しかし、何度も言うようにハナは生き物。設定などという概念は通用しないわけで、そう考えると写真のようにハナのジャンルは『ノーマルタイプ』ではなく『生き物』と表記するのが正解ではないかと、このあとストレートで700ハマリを喰らった僕としては思わずにはいられないわけです。
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