利きチョコ 2
記事一覧へ公開日: 2017/02/24
前回の続き
用意したチョコレートは以下の4種類。
□ロッテ ガーナミルク
□森永 ダース ミルクチョコ
□明治 ミルクチョコレート
□明治 ホワイトチョコレート
口に入れた時にチョコレートの形で判別できぬようそれぞれ細かく砕いた状態で食し、食べた順番を当てるというのがルール。この中で僕が普段から最も口にしているのはガーナですが、そもそもチョコレートの食べ比べというものをやったことがありませんので他の商品とどういった違いがあるのかわかりません。ハッキリと違いがわかるのは、ホワイトチョコくらいでしょうか。
まずは1食目。
まるで優しく愛撫するかのように舌の上で転がして味を確かめ、チョコレートの甘さとカカオの香りを感じる。うん、少なくともこれはホワイトチョコではない。けれどいつも食べているガーナとも違うし、ダースほど甘みが強くない。ということは……明治、これはきっと明治だ。
1食目に僕が予想したのは明治ミルクチョコレート。
あくまでも「食べた順番を当てる」というルールですので、この時点で予想が正解なのかどうかはわかりません。わかってしまったら、あとは消去法で正解率が上がってしまいますのでね。
そんなわけで続いて2食目。
視覚を奪われていようとも口にいれた瞬間それとわかるミルキーな甘さはガーナでもなければダースでもない。そう、ホワイトチョコだ。これはもう、間違いなく…というより間違えようがない。むしろこれをハズしているようではチョコレートを食べる権利ナシ。世の女性方にチョコをせがむのも失礼だし、この程度の味覚で米兵にギブミーチョコレートと叫ぼうものなら撃ち殺されても文句は言えないだろう。2食目はホワイトチョコレート一択だ。
そうなると残るはガーナとダース。1食目を間違えている可能性もありますが、もし本当にこの2種類が残っているとしたらここからが本番でしょう。なぜなら、この2種類は舌触りと甘さが酷似しているのです。水で口の中をゆすいで味覚をリセットし、3食目へと移ります。
……これは難しい。ガーナとダース、これまでどちらかといえばガーナを食べることが多かったのだけれど、だからといってダースを全く食べてこなかったわけではない。むしろ幼少期は婆ちゃんがよく買ってきてくれていたこともあってダースを食べる機会のほうが多かった。ガーナかダースか、ダースかガーナか。悩みに悩んで出した答えは、12個だからダースです、のキャッチコピーでお馴染みのダース。どこか懐かしさを感じるこの味は、きっとダースだ。
多少の危うさはあるものの、3種類を食べた時点でそこそこの自信はありました。しかし、3食目に関しては正直半信半疑でして、最後の1種類の味次第ではガーナとダースを入れ替えることも考えておかなければなりません。さっきよりも丁寧に口をゆすぎ、運命の4食目を迎えます。
…!!!!
これだっ!!!!
これはいつも食べている味だ!!!!
口に入れた瞬間、新幹線で寛いでいる自分の姿が脳裏に浮かび、つまりそれは移動中によく食べているガーナの味を舌ではなく脳がとらえた証。これにより、先ほどの3食目がダースであるという自信が確信に変わりました。
そんなわけで、僕の予想は
1食目 明治 ミルクチョコレート
2食目 明治 ホワイトチョコレート
3食目 森永 ダース ミルクチョコ
4食目 ロッテ ガーナミルク
の順。
そして実際の順番は………
なんと全問正解!!!!!!!!
決して勘で4択を当てにいったわけではなくしっかりと味わって出した答えですから、僕はもうチョコソムリエを名乗ってもいいレベル。パチスロライターなどという肩書きで仕事をしていても実際のところは書き仕事なんて月に数える程しかないのだから、今後はチョコソムリエとして活動するのもアリでしょう。チョコソムリエ 諸積ゲンズブール来店、とかね。
この結果により、僕はチョコレートの味の違いがわかる人間だということが証明できましたので、バレンタインには沢山のチョコをお待ちしております…というのを時期に合わせてお伝えしたかったのですが、二回にわけてブログをしたためてしまったがために、残念ながらもうバレンタインが過ぎてしまいました。
また来年、お待ちしております。
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