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諸積ゲンズブール

太陽は罪な奴

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公開日: 2018/03/05

誰が最初にやりだしたのか。あるいは誰が最初に頼んだのか。真意のほどは定かではありませんが、いつの頃からか、収録や来店実戦でホールにお邪魔した際に「代打ち」を頼まれることが多くなりました。

 

凱旋のSGGにハーデスのプレミアムオブハーデスと、頼まれる場面はその機種一番の叩きどころであることが多く、つまりは代打ちの結果如何でその日の勝敗が決するといっても過言ではありません。
そのため、平均を遥かに超える上乗せができれば依頼者と共に諸手を挙げて喜びますし、その逆であればとらやの羊羹を持って後日、実家まで謝りに行きます。

 

何故その機種の最も楽しい場面をわざわざ他人に託すのか。恐らく、代打ちを頼まれたことがある人ならば一度はそう思ったことがあるでしょうし、正直言って僕は毎回そう思っています(番組のテイスト上、代打ちしてナンボな場合を除いて)。

ただ、依頼してくる方々にも、例えば代打ちしている様子を撮影してSNSにあげてみたり、それを話しかけるキッカケにしたりという目的があったりするわけですし、我々の役目というのはそういう「賑やかし」でもあるわけですから、頼まれればよーしやってやるぞと、5万負けて仏頂面でシンフォギアを打っていてもニコリと笑って引き受けます。

 

しかし、そんな僕でも唯一気乗りしない、ハッキリ言えばやりたくない代打ちがあります。

 

その代打ちとは、バジリスク絆の無想一閃です。

 

皆さんご存知の通り、無想一閃は真瞳術チャンスへの突入契機であり、絆の叩きどころの一つ。とはいえ、本当の叩きどころは無想一閃をクリアしたあとの真瞳術ですから、ここで精根尽きてしまってはせっかくのチャンスが台無しになってしまうことも多々あります。

叩きどころであるがゆえに代打ちを頼まれることも少なくはないのですが、この無想一閃は言ってしまえばただのチャンスゾーンにすぎず、しかも成功期待度の44%は個人的に「そんなにねぇよバカヤロー。せいぜい30%くらいだろ」と思っているものですから、当然失敗することのほうが多いわけです。

それでも、どうにかこうにかヒキを振り絞ってクリアすると、殆どの人はどうぞ引き続きお楽しみ下さいと、真瞳術もやってくださいと仰るわけで、せっかく無想一閃を頑張ったのにそこで瞳術揃い×1や×2なんて結果で終わってしまったら全てが水の泡。
さっきまでは「さすがですね諸ゲンさん!」なんて喜んでいたバジキッズも、うつむき加減で苦笑いを浮かべるのが精一杯です。

 

ハーデスなら300G、SGGなら1〜2個と、割と現実的な目標を立てることができる他機種の代打ちに対して、絆の無想一閃は成功期待度30%(あくまでも個人的に)ですし、その壁を越えたら越えたで真瞳術の平均上乗せは5セットですし、代打にそれを望むのはいくらなんでも酷じゃないかと、キミと僕との関係性でどうしてそこまで任せきれるのかと思わなくもないわけで、どうかこれを読んでる皆さんが、無想一閃までは代打ではなくレギュラーの仕事だと、そう理解してくださると嬉しいです。

 

 

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