島唄
記事一覧へ公開日: 2018/03/18
沖縄県独特のゆったりとした時間感覚を『沖縄時間』や『ウチナータイム』などと表現するように、沖縄県には何事にもゆったりまったりしている人が多く、ことパチ屋に関しても、都内のように軍団で押し寄せて朝イチから休憩を取ってみたり(全台系を見極めるため)、期待値が高い台の後ろでベガ立ちをしてみたりというガツガツした客は少なく、ボーナス合算出現率が設定6くらいのハナハナやトリプルクラウンならばそこそこの頻度で落ちています。
しかしタチが悪いことに、ヨシやったるかとそういう台に座るとまぁ出ない。ウチナンチュはエスパーなのかというくらい出ないんです。
んで、こんなハズじゃなかったと首をかしげていると、隣のおばあちゃんに「それはもう(数千枚出てるから)夜まで出ないさ〜」なんて、吸い込み方式じゃねぇよと突っ込みたくなる、けれどももっともらしいオカルトを言われてみたり。
なんなんでしょうね、あの感じ。当然オカルトなのですが、恐らく本人達はあくまでも本気ですし、的を得ている分、言い返しようがありません。
先日訪れた新潟県の佐渡島でも、同じような現象を目にしました。
朝イチ、マイクパフォーマンスを終わらせたあとにパチスロコーナーへ向かうと、沖ドキのシマがやけに賑わっていましたので「ほうほう、全リセですか。じゃあ朝イチだけちょっと触ってみるかな」と沖ドキからスタートしたわけですが、どう見ても全リセの状況であるにもかかわらず、何台かは一向に埋まる気配がありません。
おかしいなと思っているうちに僕の台もすぐに当たりましたから、とりあえず上がるまで…と打ち続けていると、リセットに引っかからなかった人達も移動する気配がなく、自分の台を打ち続けています。まだ数台は朝イチ台が残っているのに、です。
ちょうどその頃、1人のオジちゃんが話しかけてくれましたので、僕が「全リセなのになんで誰も打たないんでしょうね。とりあえず触ってみればいいのに」と言うと、そのオジちゃんが「(空いている台は)前日全然出てないからね〜。リセットかけても朝イチは当たらんよ」的なことを抜かしやがったのです。
当然僕は「なんスかそれwww」的なリアクションを取ったわけですが、その後、開店から1時間近く経っても数台だけ朝イチ状態のままで、天国を抜けた僕がチョロっと触ってみると、当たり前のように当たらず。それを見たオジちゃんは「だから言ったでしょ」と言わんばかりに僕のほうを見ながら薄ら笑いを浮かべていました。
繰り返しますが、なんなんでしょうね、あの感じ。島の人たちの経験値の高さにはほとほと驚かされます。
『学問なき経験は経験なき知識に勝る』と言いますから、解析を頭に詰め込んで理論的に立ち回るのも悪くはないけれど、所詮パチスロは娯楽。このくらいライトに向き合うのもいいかもしれませんね。
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