うらやまけしからん
記事一覧へ公開日: 2018/04/28
バジリスクは甲賀忍法帖というサブタイトルがついているおかげで原作を全く知らずとも忍術使いが活躍する話なんだろうなというのは想像できますし、まどマギも頭に魔法少女とついているおかげで何となくわかります。
アニメに疎い僕でも、こういった「タイトルで想像できる系」のアニメであれば初打ちでもストーリーは割とすんなり入ってきますが、先日打った『これはゾンビですか』は、残念ながらストーリーが入ってくるどころか見えてすらきませんでした。
打ち始める前は、ゾンビの名の通りそれはそれはさぞおどろおどろしい原作なのだろうと、バイオハザードをアニメにしたようなホラー系なのだろうと思っていました。
ところがいざ打ってみるとゾンビ感は全くなく、それどころか女子に囲まれてショッピングモールをウロウロしたり、女子と食卓を囲んだりと、恐怖とはまるで正反対の位置にいるうらやまけしからん男子が主人公のようで、たまに醸し出されるホラー感といえば墓場ステージくらい。子供がトラウマになりそうなくらいのタッチで描かれる墓場の鬼太郎を少しは見習えってんだバカヤロー。
とはいえ、これは通常時の話ですから、ひとたびARTに突入すれば世界観はきっとガラリと変わるだろうと、それこそバイオハザードのような敵キャラを、押し順ナビに従って撃破していくのだろうと思っていたのですが…。
やたら可愛い準備中にあれおかしいぞと思ったのも束の間、突入リプレイが揃うと同時に変な動きをしながらキャラクター達が向かった先は、温泉だかプールだかよくわからないシーガイア的な施設。
ここでもゾンビ感はまるでなく、だったら継続だと、ゲーム数がゼロになればきっと鬼武者顔負けの継続バトルに発展して、よぉくご覧じろとばかりにホラーなキャラクターが出てくるのだろうと思っていましたが、待っていたのは女子全員とチューすれば継続という、またしてもうらやまけしからん演出でした。
打っていてこんなに恥ずかしかったのは、萌え萌え大戦争ぱちんこば〜んの壁ドンチャンスからのキスリーチ以来です。例えがわかりにくくてすみません。
しかしまぁ、原作云々はさておきパチスロとしては割と好き。
設定推測要素も豊富で、ボーナスも決して重いほうではなく、チャンスゾーンの期待度や突入率も程よいおかげでARTもそこそこ入りますし、ART中に何も引かずとも2〜3連はしてくれますから、1万円あればある程度楽しめる古き良きART機を彷彿させます。
ぶっ飛びすぎて原作にはまるで興味が湧きませんが、それでもいいという方は是非一度打ってみて下さい。
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